Visa Inc. (V)同資産は週足MA-20(333.92ドル)とMA-50(341.16ドル)を大きく下回る水準で取引されているが、長期MA-200(274.11ドル)の上方にはとどまっている。このポジショニングは、中期的な売り圧力を反映したもので、価格は週足レンジの下限を試し、弱気な市場心理が根強い。
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ハイライト
- ビザは依然として明確な下落トレンドにあり、315.58ドルと週足レンジの底値付近で取引されている。
- モメンタム指標は、売られ過ぎで反転の証拠がないことから、売り圧力が強いことを裏付けている。
- 予想レンジは304.90ドルから326.26ドルで、持続的な上昇の確率は20%以下である。
好調な四半期業績とパートナーシップ、今週は規制上のハードルに打ち消される
ビザの第1四半期決算は好調で、純収入は前年同期比15%増の109億ドル、調整後1株当たり利益は3.17ドルだった。同社は同期間中、自社株買いや配当を通じて51億ドルを株主に還元した。その他の動きとしては、ブリッジとの提携によるステイブルコインを裏付けとしたカード・プログラムの拡大、中国へのクロスボーダー支払いに向けたVisa Directと銀聯の統合、プリズマ・メディオス・デ・パゴS.A.U.の買収完了、メキシコのProsa決済処理会社の株式51%の規制当局による買収阻止などがある。
週足モメンタムが弱まり、弱気トレンドと売られ過ぎシグナルが強まる
週足チャートでは、ビザは引き続き弱気トレンドにあり、MA-20とMA-50を大きく下回る一方で、長期上昇トレンドの重要なサポートとして機能するMA-200を上回っている。MACDやAwesome Oscillatorなどのモメンタム指標は依然として陰転しており、ADXはトレンドの強さの低さを示している。RSI、Stochastic RSI 、CCIなどのオシレーターは売られ過ぎを示唆し、ブル/ベア・パワーは売り優勢に強く偏っている。週足でのサポートは304-305ドル付近にあり、レジスタンスは326ドル付近にある。
売られすぎの水準とモメンタムの弱さが重なり、下降リスクが週足見通しを支配している。
ビザの今週のテクニカルセッティングは、引き続き下降リスクを示唆しており、予想レンジは304.90ドルから326.26ドルとなる。複数の指標で売られ過ぎの水準が示されたことで、主要なサポート付近での短期的な安定や横ばいでの整理が進む可能性がある。買いが入れば326ドルへ反発するシナリオも考えられるが、現在進行中のマイナスのモメンタムは、さらなる下落の可能性が高いことを示唆しており、315ドルを下回ると、304~305ドルのサポートゾーンの再テストのドアが開かれる。
MACDやADXなどの週足指標は弱気モメンタムの持続を示唆し、RSIやCCIは売られ過ぎのシグナルを発している。Stochastic RSI 、逆張りの買いシグナルが出ているものの、アナリストは、価格がしっかりと抵抗を取り戻さない限り、当面は下降バイアスが続くか、レンジ相場が続くと予想しており、終値が313ドルを下回れば、一段の弱含みが確定する。
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