国内でキャッシュレス決済の利用拡大が進むなか、小売業では売上高に占める決済関連の支払手数料の比率が重くなっている。2024年度は2.04%となり、2014年度の1.41%から上昇しており、収益への圧迫が続いていることが示された。
ハイライト
- 帝国データバンクは2024年度の小売業の売上高に占める支払手数料比率が2.04%となり、2014年度の1.41%から上昇したと発表した。
- 経済産業省は2025年の国内キャッシュレス決済比率を58%とし、2030年までに65%への増加を中間目標としている。
- 2025年度も支払手数料比率は2.07%と過去最高水準を更新し、さらなるキャッシュレス普及には手数料適正化が課題となっている。
帝国データバンク調査の概要
日本経済新聞が伝えたところによると、帝国データバンクは4月17日、2024年度の小売業の売上高に占める支払手数料の割合が2.04%だったと発表した。調査は財務分析が可能な小売業約8000社を対象に、上下各5%を除いた刈り込み平均で算出した。
同社の集計では、2014年度の1.41%から負担比率は上昇している。キャッシュレス決済の普及が進む一方で、手数料が小売事業者の経営を圧迫しつつある構図が浮かぶ。
普及拡大と経営負担の両立課題
経済産業省によると、2025年の国内キャッシュレス決済比率は58%だった。同省は将来的に80%への引き上げを目標に掲げ、2030年までに65%とする中間目標も設定している。一方、2025年度については集計可能な約4000社ベースで支払手数料比率が2.07%となり、過去最高水準で推移する。帝国データバンクは、キャッシュレス決済のさらなる普及には、小売事業者における手数料負担の適正化が不可欠だとしている。
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