デバイス価格の値上げでチップコストを相殺、Apple株は1.72%上昇
Apple Inc. (AAPL) の株価は$279.89で取引されており、本日のセッションで1.72%上昇しています。相場は適度なボラティリティの中、上方ギャップで推移しています。価格は本日の高値付近に位置し、主要な短期・中期移動平均線の下にありますが、長期平均線の上にとどまっています。
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ハイライト
- Appleは、AI主導の世界的なチップ不足と部品コスト高騰を受け、MacとiPadの価格を引き上げてマージンを保護しています。
- 米中貿易摩擦の激化、新たな輸出規制、ロシア製アプリ削除による規制リスクが、Appleのハードウェア供給と市場アクセスの不透明感をさらに高めています。
- AAPLは主要移動平均線を下回り、モメンタムもネガティブ。$265.55~$294.23のレンジ内でのもみ合いが予想され、下方ブレイクの可能性が高い状況です。
チップコストと貿易摩擦の激化でマージン保護を最優先
Appleは、世界的なAI主導のチップ不足によるメモリ・ストレージチップのコスト急騰を受け、MacやiPadなどのデバイス価格を引き上げたとCNBCが報じています。この価格改定は、部品コストの急増下でマージンを守るための措置ですが、消費者需要やAppleのハードウェア全体の収益構成にも影響を及ぼす可能性があります。さらに、米中貿易摩擦の激化や先端チップの新たな輸出規制により、供給網の混乱リスクが高まっているとCryptobriefingが伝えています。また、AppleはApp Storeから複数のロシア製アプリを削除したことで規制当局からの逆風にも直面しており、English Pravdaによれば、批判や報復措置の脅威も受けています。
主要移動平均線下で売られ過ぎのモメンタムが支配
H4時間足では、AAPLはMA-20($294.48)およびMA-50($301.82)の下で推移しつつ、MA-200($269.21)の上に位置しています。現在、Ichimoku基準線が$295.58で直近のレジスタンスとなり、最も近いサポートは$265.55です。モメンタム指標は明確にネガティブで、移動平均収束拡散法(MACD)は売りシグナルを継続、平均方向性指数(ADX)はニュートラルで強いトレンドがないことを示しています。相対力指数(RSI)、Stochastic RSI、商品チャネル指数(CCI)、ブル・ベアパワーはいずれも売られ過ぎの状態と日中の売り圧力の継続を示しており、Awesome Oscillatorもこれを裏付けています。
下方ブレイクリスクが高まり、レンジ内でのもみ合いが続く見通し
AAPLは今後2~3セッションで$265.55~$294.23のレンジ内で推移する見込みで、通常のボラティリティ下ではこの範囲に収まると予想されます。短期的な上方ブレイクの可能性は非常に低く、下落の可能性が非常に高い状況です。基本シナリオはこのバンド内でのもみ合い継続です。AAPLが$295.58を明確に上抜けた場合はレジスタンスへの強気な挑戦が見込まれますが、$265.55を下回るとさらなる下落リスクにさらされます。
これまでアナリストは、Appleのテクニカルセットアップにおいて売られ過ぎモメンタム指標がサポート維持の重要性を強調していると指摘してきました。最新データは、サプライチェーンや規制面での新たな逆風を加えるとともに、AAPLがレジスタンスを回復するまでは、サポート割れ時の下落リスク拡大に警戒すべきことを改めて示しています。
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