中国人民解放軍の原子力潜水艦1隻は6日、太平洋の公海に向けて潜水艦発射弾道ミサイルを発射し、訓練用の模擬弾頭は予定海域に落下したとしている。発射に先立ち日本側には通知があり、設定区域の一部には日本の排他的経済水域が含まれていたため、日本政府は安全保障上の懸念を強めている。
ハイライト
- 中国海軍は6日午後、日本時間午後1時1分に太平洋で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)訓練を実施し、発射は事前通告された。
- 日本政府は、中国の弾道ミサイル発射訓練の通知を同日午前11時30分に受領し、日本の安全保障に深刻な懸念を表明した。
- 設定区域は和歌山県・潮岬南方を含み、日本のEEZにもかかるとして、関係省庁が空域・海域の安全確保と警戒監視を強化している。
発射訓練の内容と事前通告
日本経済新聞によると、中国海軍の発表によると、発射は6日午後0時1分、日本時間午後1時1分に実施され、年間軍事訓練に沿った措置と位置づけられている。中国側は、関係国には事前に通告済みで、国際法と国際慣例に合致し、特定の国や目標を標的にしたものではないと説明している。
発射されたのは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)で、訓練用の模擬弾頭を搭載していた。中国側は、ミサイルが予定していた海域に落下したとしている。
日本政府の対応と地域への影響
日本政府は6日、中国国防省から弾道ミサイルを発射するとの通知を日本時間午前11時30分に受けたと発表した。北京の在中国日本大使館が説明を受け、和歌山県・潮岬の南方に区域が設定されたという。政府は、中国による弾道ミサイル発射訓練が日本上空を通過するなどして日本の安全を脅かさないよう再考を強く求めた。あわせて、中国の軍事活動が活発化していることに深刻な懸念を伝え、関係省庁が連携して空域と海域の安全確保に努め、防衛省が警戒監視に万全を期すとしている。
これに先立ち海上保安庁は5日、中国当局から宇宙ごみ落下に伴う区域設定に関する情報を受けていた。その区域の一部には日本のEEZが含まれており、その後、中国国防省からこの情報に関連して弾道ミサイル発射に関する説明があったとしている。
当サイトの以前の記事では、中国が日本企業・団体への輸出規制を強める一方で、W杯中継をきっかけに中国国内で日本代表を応援する声が広がり、国営メディアへの反発も目立った点を整理しました。政府の対外強硬姿勢と市民感情の間に温度差があることが示され、外交・経済面の緊張が続く日中関係を読み解く手がかりになる内容でした。
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