24日のU.S.株式市場では、主要株価指数がそろって軟調に始まり、ダウ工業株30種平均は3日続落となっている。U.S.長期金利が2007年以来の高水準を付けるなか、原油高や中東情勢の不透明感も重なり、主力株と半導体株に売りが広がっている。
ハイライト
- ダウ工業株30種平均は24日午前時点で前日比103ドル08セント安、下げ幅は一時250ドル超となり続落。
- 米長期金利は一時5.15%、30年債利回りは5.44%まで上昇し、2007年および2004年以来の高水準を記録。
- WTI原油先物は1バレル94ドル台前半へ上昇し、中東情勢不透明を背景に投資家心理を圧迫。
金利上昇と原油高が朝方の相場を圧迫
日経の報道によると、ダウ工業株30種平均は24日午前9時35分時点で前日比103ドル08セント安の5万1408ドル51セントで推移し、下げ幅は一時250ドルを超えている。市場では米長期金利の高止まりが嫌気され、相対的な割高感が意識された株式に売りが出ている。24日朝のU.S.債券市場では、長期金利が一時5.15%と前日比0.04%上昇し、2007年7月以来の高水準を付けている。30年債利回りも一時5.44%まで上昇し、2004年6月以来の水準となった。日米欧の主要中銀が同時に利上げ局面にあることに加え、各国財政の持続性への懸念も金利上昇圧力につながっている。
原油市場でもWTI期近物が1バレル94ドル台前半と前日終値の92.16ドルを上回って推移している。U.S.とイランの戦闘終結に向けた交渉に進展が見られず、中東のエネルギー供給を巡る不透明感が投資家心理の重荷となっている。
個別銘柄とハイテク株に売り拡大
ダウ平均構成銘柄では、キャタピラー、ボーイング、エヌビディアが売られ、ゴールドマン・サックスとIBMも下落している。一方で、ウォルト・ディズニー、ビザ、ジョンソン・エンド・ジョンソンは上昇しており、ディフェンシブ性が意識される銘柄には買いが入っている。ダウ平均の構成銘柄ではないオラクルも下落している。米Bloombergが24日、ニューメキシコ州で建設中のデータセンターを巡り、オラクルが当初予定の2028年に稼働できない場合に支払いを先送りできるよう開発事業者に求めていると報じ、大型案件の進捗への懸念が広がった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も続落して始まっている。クアルコムやブロードコムなどの半導体株に売りが出ており、半導体メモリーのサンディスクも安い。
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