AAPLは11月3日時点で約331.50ドルで取引されており、四半期決算の発表後も下落が続いている。Appleの実績はアナリスト予想を上回ったものの、4時間足チャートでは、直近高値の350~351.73ドル近辺から5%超下落した。本日の取引では325.33ドルまで急落した後、330ドルを上回る水準まで回復した。
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売りの主因は決算そのものではなく、ホリデーシーズンを含む四半期の粗利益率見通しが予想外に弱かったことだ。これを受け、投資家は同社の収益性見通しを見直している。こうしたなか、半導体メーカーの一部が前回の売りを受けて回復を試みる米テクノロジーセクターの一角と比べても、Appleの弱さが目立っている。
好調な四半期決算も事業別では明暗
11月2日に発表されたAppleの2026年度第4四半期決算は、主要指標の大半で市場予想を上回った。9月期の売上高は前年同期比12%増の過去最高となる1,145億ドルで、予想の1,134億ドルを上回った。1株当たり利益は2.10ドルと、予想の1.99ドルおよび前年同期の1.85ドルを超えた。
純利益は約307億ドル、粗利益率は47.9%だった。特にiPhone部門が好調で、売上高は17%増の576億ドルとなり、アナリスト予想の約565億ドルを上回った。Macの売上高は、刷新されたノートPCへの需要に支えられて24%増の108億ドルとなった。サービス部門も売上高316億ドルと過去最高を更新した。
一方、業績には明暗があった。iPadの販売台数は約10%減少し、ウェアラブル、ホーム、アクセサリー部門の売上高も8%減となった。中国市場の業績も懸念材料となった。中華圏の売上高は21%増の175億ドルだったものの、市場予想の約186億ドルを下回った。
また、サービス部門の売上高の伸びは約10%に鈍化し、Appleで最も収益性の高い事業の一つである同部門の成長持続性に懸念が高まった。つまり、同社はデバイス販売で力強い成長を示した一方、投資家は一部部門の業績鈍化の兆候と収益性見通しの悪化に注目した。
ホリデー四半期の見通し、収益性に懸念
最大のネガティブサプライズは、重要なホリデーシーズンを含む2027年度第1四半期について、経営陣が示した見通しだった。Appleは売上高が前年同期比7~10%増加すると予想し、市場予想を上回った一方、粗利益率は前四半期の47.9%から45~46%に低下する見通し。アナリスト予想の約46.5%も下回る水準となる。
利益確定売りで重要なサポート水準に警戒
私が記事市場の警戒感が強まるなか、343ドルのサポートを維持するAppleに決算の試練 で警告したとおり、決算発表後はロングポジションの利益確定売りが出た。これにより、強気派は350ドル近辺のレジスタンスを突破できず、AAPLは330ドル近辺のサポートまで押し下げられた。340~350ドルへの反発も依然としてあり得るが、サポートを割り込み、310~300ドルまで下落する可能性も十分にある。
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