松竹、映画と演劇の回復で最終黒字転換
松竹が4月14日に発表した2026年2月期の連結決算によると、最終損益は52億円の黒字となり、前期の6億6400万円の赤字から改善した。映像関連事業では「鬼滅の刃」や「国宝」などのヒット作品が寄与し、歌舞伎公演を中心とする演劇事業も持ち直している。年間配当は特別配当10円を加えた40円とし、前期実績の30円を上回る。
ハイライト
- 松竹の2024年2月期売上高は前期比17%増の982億円、営業利益は3.7倍の61億円で最終黒字転換。
- 大型映画ヒットと歌舞伎公演の集客回復により、映画・演劇両事業が黒字化し収益改善を牽引。
- 2025年2月期は売上高2%増の1000億円予想も、ヒット作品の反動で純利益58%減の22億円見通し。
映像ヒットと劇場回復が収益を押し上げ
売上高は前期比17%増の982億円、営業利益は3.7倍の61億円となる。興行収入が100億円を超える大型作品に恵まれたことで、映画館運営が伸び、映像関連事業の収益改善につながっている。自社配給作品だけでなく、他社配給作品のヒットも業績を支える要因となる。
演劇事業では、歌舞伎公演を中心に集客が戻り、収益が改善している。松竹によると、歌舞伎を中心とした演劇事業は6年ぶりに黒字化する。映画と演劇の両事業がそろって回復したことが、通期の最終黒字転換を後押ししている。
次期は増収見通しも利益は反動減を予想
2027年2月期の連結業績予想は、売上高が前期比2%増の1000億円、純利益が58%減の22億円としている。今期に業績を押し上げた大型ヒット作品の反動が、利益水準に影響する見通しだ。増収基調を維持しながらも、収益面では慎重な見方を示している。
エンターテインメント業界では、映画興行のヒット作品依存度が高く、演劇事業も演目や集客動向に左右されやすい。そうしたなかで、松竹は映画館運営と伝統芸能の両輪で収益基盤の立て直しを進めている。配当引き上げは、足元の業績回復を株主還元にも反映する動きといえる。
当社では以前、ソフトバンクが設立した「日本AI基盤モデル開発」を巡り、NECやホンダなど8社が資本参加し、フィジカルAI向けの国産基盤モデル構築を目指す動きを報じました。2025年に旧工場施設をデータセンターへ転用して最先端GPUを導入し、NEDOの支援事業への応募も視野に入れながら、国内でのデータ処理と機微情報の管理を重視する構図を整理しています。
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