日経平均、ハイテク株高で6万台乗せ

日経平均、ハイテク株高で6万台乗せ
日経平均6万台突破

東京株式市場では27日、投資家心理の改善を背景に日経平均株価が初めて6万ポイントを上回って取引を終えた。中東情勢の打開期待や日本企業の堅調な業績も相場を支え、東証株価指数(Topix)も上昇している。

ハイライト

  • 日経平均株価はハイテク株主導で前週末比821円18銭高の6万537円36銭となり、心理的節目6万を突破。
  • イランがホルムズ海峡再開に向け米国へ新提案した報道で日経平均は取引中高値6万903円95銭を記録、Topixも回復。
  • ドル円相場は一時159円台後半までドル高円安となり、日本企業の好調決算やAdvantestの決算発表を控え様子見も強まった。

ハイテク主導の上昇と取引の流れ

Japan Today Businessによると、225種の日経平均株価は前週末比821円18銭高の6万537円36銭で取引を終えた。より広範な東証株価指数(Topix)は18.69ポイント高の3735.28となり、東証プライム市場では電気機器、非鉄金属、機械が上昇銘柄の中心となっている。

日経平均は取引開始直後に6万の大台を突破し、前週後半のU.S.ハイテク株高の流れを引き継いで値を上げた。その後はいったん利益確定売りでマイナス圏に沈む場面もあったが、野村証券インベストメント・コンテンツ部の沢田真希ストラテジストは、6万が心理的に重要な水準として意識され、上抜け後に利益確定が出たと説明している。

中東情勢への期待と市場への波及

イランがホルムズ海峡再開に向けてU.S.へ新たな提案を示したとの報道を受け、日経平均は再び上げ幅を広げ、取引時間中の高値6万903円95銭を付けた。弱含みが続いていたTopixもこの動きでプラス圏に浮上し、東海東京インテリジェンス・ラボの山藤翔太エクイティ市場アナリストは、イランの新提案がTopixの目立った回復につながったとしている。

東京市場では安全資産への逃避姿勢が和らぎ、ドル円相場は一時159円台後半までドル高円安が進んだ後、おおむね159円台前半で推移している。日本企業の好調な決算も相場の支援材料となる一方、引け後に予定されるAdvantest Corp.の決算発表を前に、取引終盤には様子見ムードから上げ幅をやや縮小している。

当社の以前の記事では、AI・半導体関連銘柄への買いが強まり、日経平均が初めて6万円台に乗せた局面を解説しました。キオクシアホールディングスや太陽誘電、古河電気工業などの上昇が指数を押し上げる一方、相場のけん引役が特定セクターに偏りやすい点や、上昇ペースの速さに伴う過熱感にも触れています。

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