スズキ、5月の四輪世界生産が9カ月連続増、インド主導で過去最高

スズキ、5月の四輪世界生産が9カ月連続増、インド主導で過去最高
スズキ、世界生産最高記録

自動車各社が需要動向と生産体制の見極めを進めるなか、スズキの5月の四輪世界生産は前年同月を上回り、5月として過去最高を更新した。国内生産が2カ月ぶりに増加へ転じたうえ、主力市場のインドで新モデル投入と需要拡大が全体を押し上げている。

ハイライト

  • スズキの5月の四輪車世界生産台数は前年同月比13%増の32万981台で9カ月連続増加、過去最高を記録した。
  • インド生産は17%増の22万9819台で新型SUV『ビクトリス』やEV『eビターラ』など新車効果が顕著だった。
  • インドの需要とGST改定が生産拡大を下支えし、同市場の成長がスズキ海外四輪事業の中核となっている。

5月生産の増加要因

スズキの発表によると、5月の四輪車の世界生産速報値は前年同月比13%増の32万981台となり、9カ月連続のプラスとなった。日本と海外のいずれも前年同月を上回り、世界生産全体を押し上げた(Nikkei)。

国内生産は4%増の7万4539台で、2カ月ぶりに前年実績を上回った。マイナーチェンジ後の販売が好調な軽トラック「キャリイ」や、小型SUV「クロスビー」などの生産増が寄与している。

海外生産は16%増の24万6442台だった。このうち主力のインドは17%増の22万9819台と全体をけん引し、現地でSUV「ビクトリス」やEV「eビターラ」の生産を始めた効果が表れている。

インド市場の需要と事業への影響

インドでは物品・サービス税、GSTの改定も需要を下支えしており、現地需要の強さが生産拡大につながっている。スズキにとってインドは海外生産の中核であり、新車種の投入効果が数量面で鮮明になっている。

今回の実績は、日本の生産回復とインドでの増産が同時に進んでいることを示す内容となる。四輪事業では海外、とくにインドの生産動向が今後の成長を左右する構図が続いている。

当社の以前の記事では、トヨタ自動車の5月の世界販売が中国と中東での需要減を主因に前年同月を下回った点を整理しました。北米や日本では電動車・主力車種が下支えする一方で、中東情勢に伴う物流停滞や燃料高が地域別の明暗を広げ、生産調整方針にも影響していることを取り上げています。

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