住友商事、ベルギー洋上風力3案件を売却、譲渡益100億円超
欧州の再生可能エネルギー資産の入れ替えが進むなか、住友商事はベルギーで参画する洋上風力3案件の売却を進める。2案件はすでに売却を実行しており、残る1案件も2027年3月期中の売却を予定し、譲渡益は合計で100億円を超す見通しだ。
ハイライト
- 住友商事はベルギーの洋上風力3案件を売却し、譲渡益が合計で100億円を超える見込み。
- 売却対象は約60万キロワットの発電容量を有しており、JERA Nex bpやベルギー保険企業コンソーシアムが取得先。
- 住友商事は売却資金を成長分野に再配分する方針で、ベルギーを含む欧州再エネ事業への選択的投資も検討。
売却の内容と資金再配分
日本経済新聞(Nikkei)によると、住友商事の発表によると、今回の対象はベルギーの洋上風力3案件で、同社は2013年から2018年にかけて各案件に出資参画してきた。保有比率はそれぞれ3〜4割で、3案件の合計出力は約60万キロワットとなる。2案件は、2018年に参画したベルギー沖北海のノースウェスター2などで、JERAとUKのBPの洋上風力事業を統合したJERA Nex bpに売却した。2013年参画のノースウィンドは、ベルギーの保険企業などで構成するコンソーシアムに売却する。
譲渡益は合計で100億円を超し、2026年3月期決算と2027年3月期の業績予想にはすでに織り込み済みという。住友商事は売却で得た資金を成長分野に再配分する方針を示している。
欧州洋上風力市場への見方
同社は、欧州の洋上風力事業が大規模かつ安定的な電源として重要な役割を担うとしている。ベルギー市場についても、制度整備や政策支援が進む有望市場と位置づけている。今回の売却は資産の現金化とポートフォリオ見直しの一環とみられる一方、住友商事は条件次第でベルギーの新たな洋上風力案件への投資も検討する。既存資産の売却後も、欧州の再生可能エネルギー分野を成長投資先として引き続き注視する構えだ。
当サイトの以前の記事では、日印経済フォーラムで示された半導体と次世代エネルギー分野の協力を取り上げ、日本とインドの連携が具体的な投資案件として進んでいる点を整理しました。129件・約2兆円規模の協力が示され、供給網強化やエネルギー安全保障の観点から、対印民間投資の拡大目標を後押しする動きとして位置づけています。
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