AAPLは10月22日時点で344.70~345.00ドル前後で取引されており、米テクノロジーセクターのボラティリティが続くなか、比較的底堅さを示しています。30分足チャートでは、339ドル付近の直近安値から反発し、主要移動平均線を上回って推移しています。
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一方、ここ数セッションの取引はおおむね340~348ドルのレンジ内にとどまっており、上限を上抜けようとする動きはこれまでのところ、いずれも利益確定売りに押されています。
折りたたみ式iPhone Duoで高価格帯市場に参入
主要な企業イベントの一つが、10月23日に予定されている折りたたみ式iPhone Duoの発売です。Appleはすでに、店頭での発売当初は在庫が限られると警告しており、一部の構成では入手状況に大きな差が出る可能性があります。
価格が1,999ドルからとなる新製品は、Samsungなどのメーカーがこれまで先行してきた高価格帯スマートフォン市場への参入となります。ただし、価格の高さは潜在顧客層を限定する要因にもなるため、投資家は主に、Appleがこの新カテゴリーで持続的な需要を確立できるかを見極めることになります。
次の注目イベントは10月28日の発表会で、有機ELディスプレーとタッチ操作に対応した新型MacBook Pro、刷新されたiMacなどの製品が発表されると見込まれています。製品ラインアップの拡充は年末商戦の売上を支える可能性がありますが、商業的な効果は製品の供給状況や、新機能に対して消費者がより高い価格を受け入れるかどうかに左右されます。
四半期決算で成長期待を検証
最大の金融イベントは、11月2日に発表されるAppleの2026年度第4四半期決算です。現時点の予想では、アナリストは売上高を約1,133.6億ドル、1株当たり利益を約1.98ドルと見込んでいます。前四半期の1株当たり利益は2.02ドルで、コンセンサス予想の1.89ドルを上回りました。売上高の前年同期比成長率は約16.4%でした。
Appleは9月期の売上高について9~11%の成長を見込んでおり、為替変動や一部の供給制約があるなかでも、iPhoneの売上高は2桁成長になると予想しています。特に注目されるのは、iPhone 18 Proの販売動向、中国での販売、粗利益率、サービス部門の売上高です。
同時に、Appleは強力なキャッシュ創出力を維持しています。直近4四半期のフリーキャッシュフローは約1,367億ドルと推定されます。これにより財務面での柔軟性が確保されていますが、時価総額が約5兆ドルに達するなか、投資家の将来の利益成長に対する期待は一段と高まっています。
340ドルを上回れば強気見通しを維持
短期的なAAPLの値動きは、新製品に対する消費者の反応、ナスダックの動向、四半期決算への期待に左右されるでしょう。人工知能への巨額投資に対するリターンに疑問が広がるなか、より予測しやすいコスト構造を持つ企業として、Appleに資金が流入し続ける可能性があります。ただし、株価評価の高さから、市場全体のセンチメントが悪化すれば、株価は下落しやすくなります。
340~342ドル付近のサポートからのAAPLの反発は、さらなる上昇余地が残されていることを示しており、強気派の次の目標は再び348ドル付近の上値抵抗線です。決算期待と中期的な底堅さを背景にApple株は341ドル付近で推移 で警告したように、この水準を上抜ければ350~360ドルに向けて上昇する可能性がありますが、新型iPhone Duoの発売後にロングポジションの利益確定売りが出る可能性も否定できません。
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