三木谷浩史によるEコマースとグローバルビジネス
三木谷浩史は、日本最大級のEC・デジタルサービス企業群である楽天の創業者兼CEOで、ユーザー数は12億人超、年商は1.7兆円を上回る。ブロックチェーンへの取り組みは2018年に発表した、グローバルなマーケットプレイス横断で機能するロイヤルティ型デジタルトークン「Rakuten Coin」に始まる。2025年時点、このトークンは開発中であり、完全なクロスプラットフォーム実装には至っていない。同社は暗号資産取引サービス「楽天ウォレット」を立ち上げ、月間取引高は64億円規模に達している。EC・モバイル・金融サービスとの統合により、楽天のエコシステムはトークン化された消費者エンゲージメントを実現しうる土台を備える。
三木谷の発言は、適正な規制と国内イノベーションの推進を求める一方で、暗号資産の政治ロビー活動そのものには踏み込まない姿勢が多い。世界経済フォーラムのフィンテック包摂パネルなどでは、ロイヤルティ、モバイル普及、分散型インフラを結びつけた論点を展開。30超の海外子会社と820万人のモバイル契約者を持つ同社は、日本でリアルタイムなブロックチェーンユースケースを試行できる稀有なプラットフォームの一つと見られ、暗号資産コミュニティは小売・決済分野での制度的トークン採用のシグナルとして彼の戦略を注視している。