トヨタ、FY2025の世界販売が過去最高、ハイブリッド需要がU.S.関税逆風を吸収

トヨタ、FY2025の世界販売が過去最高、ハイブリッド需要がU.S.関税逆風を吸収
トヨタ販売が過去最高

北米でのハイブリッド車需要の強さを背景に、トヨタ自動車のFY2025の世界販売は2年ぶりに過去最高を更新している。世界生産も2年ぶりの増加となる一方、中東向け日本からの輸出は地域紛争の影響で3月に大きく落ち込んでいる。

ハイライト

  • トヨタ自動車のFY2025年世界販売台数は前年比2.0%増の1,048万台で過去最高を記録し、世界生産も2.2%増の989万台となった。
  • 米国販売はCorollaやCamryの需要が堅調で7.7%増の252万台、米国生産も11.4%増の139万台と大幅増加となった。
  • 日本の大手自動車8社のFY2025年世界販売は1.3%減の2,434万台、U.S.関税と中国市場競争激化の影響で減少傾向が続く。

FY2025の販売実績と地域別動向

Japan Today Businessによると、トヨタ自動車は月曜日、FY2025の世界販売台数が前年比2.0%増の1,048万台となり、2年ぶりに過去最高を更新したと明らかにしている。世界生産は2.2%増の989万台で、こちらも2年ぶりの増加となっている。

海外販売は2.7%増の900万台と過去最高を記録している。U.S.販売は北米の主力車種であるCorollaとCamry sedanの堅調な需要に支えられ、7.7%増の252万台に伸びている。

一方で、中国販売は競争激化を受けて1.4%減の176万台、日本販売は2.0%減の147万台となっている。電動車の世界販売はEVを含めて6.5%増の504万台と過去最高を記録している。

生産面では、海外生産が3.2%増の666万台となり、U.S.生産は11.4%増の139万台と大きく伸びている。中国生産は1.5%増の157万台、日本生産は0.2%増の324万台となっている。

3月単月では、世界販売は7.3%減の89万7,871台だった一方、世界生産は2.1%増の90万2,210台と3月として過去最高を記録している。中東販売は32.3%減の3万3,919台に落ち込み、日本から中東向けの3月輸出も地域紛争の影響で46.4%減の1万7,122台へとほぼ半減している。U.S.販売も8.5%減の21万1,617台で、前年の高関税導入前の駆け込み需要の反動が一因となっている。

日本メーカー全体への影響と競争環境

日本の大手自動車8社のFY2025の世界販売は合計2,434万台となり、前年比1.3%減で2年連続の減少となっている。トヨタが増販を確保する一方、他社にはU.S.関税や中国市場での競争激化の影響が広がっている。

Honda Motor Coの販売は8.6%減の344万台で、中国販売はEV分野の競争激化を受けて24.0%減となっている。Suzuki Motor Corpはインド市場での強みを背景に2.4%増の332万台となった一方、Nissan Motor Coは4.2%減の316万台だった。

U.S.では、競争力を損なう関税引き上げの影響で、トヨタを除くメーカーの販売は減少している。Mitsubishi Motors Corpは一部モデルの販売終了も重なり、販売が20.4%急減している。8社合計の世界生産は0.2%増の2,423万台とわずかな増加にとどまっている。

当サイトの以前の記事では、トヨタ自動車の3月の世界販売が、RAV4の新型モデルへの生産切り替えに加え、中東向け物流の混乱で前年同月を下回った点を整理しました。一方で、3月の世界生産は過去最高を更新し、通期ではハイブリッド車や電動車の需要が販売・生産を下支えしている状況も取り上げています。

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