三井OSK、ホルムズ海峡通航の関連3隻で通航料不払い方針を維持
中東情勢の緊迫でホルムズ海峡の航行リスクが高まるなか、三井OSKは4月に液化ガスを運んで同海峡を通過した関連船3隻が通航料を支払っていないと明らかにした。イランが主要航路の通過船舶に通航料を求めているとみられる中でも、同社は将来の通航でも支払う考えはないとしている。
ハイライト
- 三井OSKは4月初旬にホルムズ海峡を通過したLNG船1隻とLPG船2隻の通航料を支払わず、今後も支払いを拒否する方針を維持。
- イランが通航料を求めている中、三井OSK関連の複数船舶がペルシャ湾内で足止めされており、エネルギー輸送の継続性に課題。
- 出光興産子会社のタンカーも4月下旬に通過料を支払っておらず、日本の海運・エネルギー各社は中東航路で個別判断を強いられている。
4月通航の船舶対応と会社方針
Japan Today Businessによると、三井OSK Lines Ltdは金曜日、4月上旬にホルムズ海峡を通過した関連船3隻について、いずれも通航料を支払っていないと説明した。対象は液化天然ガス船1隻と液化石油ガス船2隻で、同社は今後の通航でも料金を支払う意向はないとしている。
同社関係者は、船舶が通過した理由についてコメントを控えた一方で、「航行の自由は国際法と国際的なルールに基づいて保障されるべきだ」と述べた。最終的な通航判断は船主に委ねられるとしており、同社は安全な通航の確保に向けて関係当局と連携している。
中東物流への影響と日本企業の対応
記事では、イランが2月下旬に始まったU.S.とイスラエルとの戦争下で実効的に閉鎖しているホルムズ海峡を巡り、通過船舶に通航料を求めているとみられている。ペルシャ湾内では三井OSKに関連する複数の船舶がなお足止めされており、エネルギー輸送の継続性が課題になっている。日本企業では、出光興産の子会社が運航するタンカー1隻も4月下旬に同海峡を通過した。この船舶も通航料を支払っていないと政府関係者は述べており、日本の海運・エネルギー各社は緊張が続く航路で個別判断を迫られている。
当社の以前の記事では、中東情勢の悪化を背景に、日本政府がUAEに対して日本向け原油の安定供給拡大や産油国共同備蓄の増量を要請し、確約を得た動きを整理しました。UAE産原油が日本の輸入で大きな比率を占める点を踏まえ、供給確保と備蓄の積み増しがエネルギー安全保障の下支えになる一方、調達先の分散など中長期の課題も示しています。
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