ソフトバンクグループ、フランスAIデータセンター投資を協議
ソフトバンクグループが欧州でのAIインフラ拡大に向け、フランスでのデータセンター投資を具体化する可能性が出ている。協議はエマニュエル・マクロン大統領との会談を経て進み、数十億ドル規模から最大1000億ドル規模までの投資案が俎上に載っているという。
ハイライト
- ソフトバンクグループの孫正義氏はマクロン大統領とフランスAI向けデータセンター投資(数十億ドル規模)を協議、数週間以内にも発表可能性。
- 孫氏は最大1000億ドルの投資可能性にも言及し、5月下旬のChoose Franceイベントで計画発表の候補となっている。
- フランス案件が実現すれば、SBGのAIインフラ投資はU.S.中心から欧州へ拡大し、同地域AI基盤整備の実現性を占う指標となる。
仏投資計画の協議と発表時期
ブルームバーグ通信が関係者の話として11日に報じたところによると、SBGの孫正義会長兼社長は、フランスでのAI向けデータセンター投資についてマクロン大統領と協議している。投資額はデータセンター計画の一環として数十億ドル規模が検討されており、今後数週間以内に公表される可能性がある。関係者によると、孫氏は最大1000億ドルの投資可能性にも言及している。SBGはこの件へのコメントを控えている。
マクロン大統領は3月31日から4月2日の訪日時に孫氏と面会しており、その場で対仏投資を働きかけたことが本格検討につながったという。発表の場としては、5月下旬に開かれる対仏投資誘致イベント「Choose France」が候補に挙がっている。
SBGのAIインフラ戦略と欧州への波及
SBGはAI向けデータセンター投資を成長戦略の柱に据えている。U.S.ではOpenAI向けデータセンターを建設する「スターゲート」計画を進めるほか、別枠でオハイオ州に5000億ドル規模のデータセンター拠点を整備する計画も進めている。フランス案件が実現すれば、SBGのAIインフラ投資はU.S.中心から欧州へ広がることになる。一方で、OpenAIが「スターゲート」として単独で進める欧州のインフラ投資計画は、資材高騰や資金不足で延期されるなど不透明感も残っており、フランスでの新計画は欧州AI基盤整備の実現性を測る案件として注目される。
当社の以前の記事では、ソフトバンクグループが米OpenAIに対して300億ドル規模の追加投資を決めたことで、巨額投資を継続するための資金調達と財務運営が改めて焦点になっている点を整理しました。後藤芳光CFOは、借り入れ余力はなお許容範囲内との見方を示しつつ、株主と債券投資家の双方に配慮しながら、資本市場の信認を保った投資戦略を進める姿勢を示しています。
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