出光興産、米脱炭素新興への出資で排水由来CO2回収の事業化を検討

出光興産、米脱炭素新興への出資で排水由来CO2回収の事業化を検討
CO2回収技術で協業

出光興産は、CO2削減を進めるネガティブエミッション分野の拡大に向け、米スタートアップのCREW Carbonに出資する。排水処理設備からCO2を回収する技術の国内外での事業化を視野に、共同検討を始める点が今回の柱となる。

ハイライト

  • 出光興産はCREW Carbonへ出資(額非公表)し、排水処理設備を活用したCO2回収技術の事業化を共同検討開始。
  • CREW Carbonは下水中CO2を石灰石などアルカリ鉱物で回収する技術を持ち、既存インフラを活用した脱炭素手法拡大を目指す。
  • 出光興産は日本国内での石灰石利用も視野に入れ、ネガティブエミッション事業および脱炭素スタートアップ投資を強化。

排水処理設備での回収技術を共同検討

日本経済新聞によると、出光興産はコーポレートベンチャーキャピタルを通じてCREW Carbonに出資したと発表している。出資額は非公表で、両社は国内外で排水処理設備からCO2を回収する技術の事業化に向けた検討を始める。

CREW Carbonは、下水などに溶け込んだCO2を石灰石などのアルカリ性鉱物と反応させて回収する技術を持つ。排水を活用した回収手法を事業化できれば、既存の処理インフラを生かした脱炭素対応の選択肢が広がる可能性がある。

国内展開と脱炭素投資の広がり

石灰石は日本でも生産されており、出光興産は国内での事業化も視野に入れる。海外発の技術を取り込みながら、日本市場への展開可能性を探る動きといえる。

出光興産はCO2を減らすネガティブエミッション事業に注力している。今回の出資は、脱炭素関連のスタートアップ投資を通じて技術基盤を広げ、中長期の事業機会につなげる取り組みの一環となる。

当社の以前の記事では、2026年1〜3月期のGDPが底堅く推移する一方で、中東情勢を背景とした原油高の長期化が物価や円相場、長期金利を通じて企業収益や家計に下押し圧力となり得る点を整理しました。あわせて、金利上昇と円安が進む局面では政策当局の連携が市場安定のカギになることにも触れています。

この資料には第三者の意見が含まれている場合がありますが、このウェブページ上のデータおよび情報は、当社の免責事項に従って投資アドバイスを構成するものではありません。厳格な編集上の誠実性を遵守していますが、この投稿にはパートナーの製品に関する言及が含まれている場合があります。