高額マンションの住み替え需要が広がるなか、住信SBIネット銀行は返済最終日に元金の50%を一括返済する住宅ローンの取り扱いを6月1日に始めた。売却益で残債をまとめて返す想定の商品で、月々の返済額を抑えながら1億円以上の物件取得を支援する。
ハイライト
- 住信SBIネット銀行は東京23区や横浜市の1億円以上高級マンション向けに融資上限3億円、返済期間35年の一括返済型住宅ローンを開始。
- 金利は通常型より0.35%上乗せだが毎月返済額は1億円35年ローンで通常型より7万円・28%低く設計されている。
- 物件売却益で最終返済する仕組みだが、価格下落時や返済不能時には抵当権実行リスクがあり返済負担増に注意。
商品設計と融資条件
日本経済新聞によると、新ローンは返済期間中にマンションを売却し、その売却益を最終返済に充てる利用を想定している。対象は東京23区や横浜市などの1億円以上の高価格帯マンションで、融資上限は3億円以内、返済期間は35年以内とする。申込者には年収1000万円以上などの条件を設ける。
金利は通常型の住宅ローン水準に0.35%上乗せする一方、毎月の返済負担を抑える設計とした。住信SBIネット銀行によると、メガバンクやインターネット銀行では初めての取り組みとなる。
住み替え需要と利用時の注意点
ライフステージの変化に伴い、物件を売却して住み替えを選ぶ顧客が増えており、同行はこうした動きに対応する。35年返済の1億円ローンを組んだ場合、変動の最優遇金利では毎月返済額が通常型より7万円、28%低くなるという。一方で、返済できない場合は通常の住宅ローンと同様に抵当権が実行される。マンション価格が下落した場合には、売却時の返済負担が重くなる可能性がある点にも注意が必要だ。
当サイトの以前の記事では、国内の長期金利上昇を受けて大手銀行5行が6月の10年固定型住宅ローン金利をそろって引き上げ、固定型の上昇が続いている状況を整理しました。あわせて、変動型は当面据え置きながらも、日銀の追加利上げ観測を背景に今後は変動型にも上昇圧力がかかり得る点を解説しています。
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