大手5行、6月の10年固定住宅ローン金利を引き上げ

大手5行、6月の10年固定住宅ローン金利を引き上げ
住宅ローン金利上昇

国内の長期金利上昇を受け、大手銀行5行は6月の10年固定型住宅ローン金利をそろって引き上げる。最優遇金利の平均は前月比0.27ポイント高い3.556%となり、固定型の上昇は11カ月連続となる。

ハイライト

  • 大手5行は10年固定型住宅ローン金利を6月から引き上げ、各行の最優遇金利は3.25%〜4.015%に上昇した。
  • 5行平均の10年固定最優遇金利は直近1年で約1.6ポイント上昇し、インフレ懸念や長期金利上昇が背景。
  • 5行とも変動型住宅ローン金利は6月据え置き(平均1.055%)だが、今後は日銀の政策金利引き上げで上昇圧力が見込まれる。

6月適用金利の引き上げ内容

日本経済新聞が報じたところによると、固定型住宅ローンの主な基準となる10年物国債利回りの上昇を踏まえ、各行は6月適用分の金利を見直す。5行平均の最優遇金利は直近1年で約1.6ポイント上昇しており、中東情勢の長期化や原油高に伴うインフレ警戒が長期金利を押し上げている。

三菱UFJ銀行は前月比0.12ポイント高い3.27%、三井住友銀行は0.25ポイント高い3.5%、みずほ銀行は0.3ポイント高い3.25%に改める。三井住友信託銀行は0.37ポイント高い4.015%、りそな銀行は0.31ポイント高い3.745%とし、5行すべてが10年固定型の金利を引き上げる。

変動型との金利差と今後の焦点

一方で、住宅購入者の8割近くが選ぶ変動型住宅ローン金利は、6月について5行すべてが据え置く。5行平均の最優遇金利は1.055%で、固定型との金利差は一段と広がっている。

変動型は短期プライムレートを基準とし、日銀の政策金利の影響を受けやすい。市場では日銀が6月にも政策金利を引き上げるとの観測が広がっており、追加利上げが実施されれば、今後は変動型の住宅ローン金利にも上昇圧力が及ぶ見通しだ。

当サイトの以前の記事では、首都圏の新築マンション価格の高騰が続く一方で、住宅ローン控除の借入限度額が縮小傾向にあり、実質的な支援効果が薄れている点を整理しました。加えて、日銀の利上げを背景に変動型の住宅ローン金利が上昇し、控除率との差益が小さくなって「優遇」の体感が弱まっていることも解説しています。

この資料には第三者の意見が含まれている場合がありますが、このウェブページ上のデータおよび情報は、当社の免責事項に従って投資アドバイスを構成するものではありません。厳格な編集上の誠実性を遵守していますが、この投稿にはパートナーの製品に関する言及が含まれている場合があります。