コンビニ各社が決済や金融サービスの拡充を進めるなか、ファミリーマートは都内店舗でセブン銀行のATM設置を始めた。新型ATMへの切り替えにより、現金の入出金に加えてキャッシュレス決済への現金チャージや本人確認関連の手続きにも対応する。
ハイライト
- ファミリーマートは2030年までに国内店舗のATM約1万6000台をセブン銀行ATMに全面刷新する方針を発表。
- 新型ATMは現金チャージや本人確認など金融手続きの多機能化を図り、ファミペイ連携やサイネージ活用も検討。
- 現行のイーネットとゆうちょ銀行ATMは廃止され、ATM機能の集約による金融サービス収益拡大と事業モデル再構築を推進。
ATM刷新計画とサービス拡張
日本経済新聞によると、ファミリーマートは「ファミマATM」として設置店舗を順次広げ、2030年までに国内店舗にあるATMの約1万6000台を全面的に入れ替える方針だ。ファミマとセブン銀行は2025年9月にATM設置で基本合意しており、今回の都内店舗への設置開始が展開の本格化につながる。
新たに導入するATMでは、現金の預け入れや引き出しに加え、キャッシュレス決済への現金チャージが可能になる。セブン銀行がATM経由で提供する「+Connect」を通じて、本人確認を含む各種手続きや認証にも対応する。
ファミリーマートは、決済アプリ「ファミペイ」と連携した金融サービスの検討も進める。店舗内のサイネージとの連動も視野に入れており、ATMを金融機能にとどまらない顧客接点として活用する構えだ。
小売り金融戦略への影響
小谷建夫社長は、新たな取り組みについて「新たな成長に向かう重大な一歩になる」と述べている。ATM更新は、来店客の利便性向上に加え、店舗網を生かした金融サービスの収益機会拡大にもつながる可能性がある。今回の切り替えに伴い、ファミリーマートが現在店舗に設置しているイーネットとゆうちょ銀行のATMは廃止する。提携先の見直しによってATM機能を集約し、コンビニと金融を組み合わせた事業モデルの再構築を進める動きとして注目される。
当社の以前の記事で取り上げた三菱電機の2030年度までの中期経営計画では、フィジカルAIの実装を含む成長分野に3兆円規模を投じ、スマートエナジーやオートメーション、防衛・宇宙を重点領域に据える方針が示されました。あわせて収益性指標(調整後営業利益率やROE)目標の引き上げと、配当・自社株買いを含む株主還元の拡充を進め、投資と還元を両立させる資本配分が焦点となっています。
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