イオン、豊漁を受けうなぎ値下げ、丑の日商戦で増収見込む
土用の丑の日に向けた需要期を前に、イオンリテールはうなぎ商品の価格を引き下げ、品ぞろえも拡充する。稚魚の豊漁で仕入れ価格が下がっており、主力商品のかば焼きは前年より約500円安い2354円で販売する。
ハイライト
- イオンリテールは土用の丑の日向けうなぎ商品を7月1日から約390店舗で販売し、売上高前年比1割増を見込む。
- 鹿児島県産うなぎのかば焼きを156グラム2354円へと前年より約500円値下げし、トップバリュでは300グラム3866円の商品も展開。
- 稚魚の豊漁による仕入れ価格低下を背景に、値下げと商品拡充でうなぎ需要期の販売数量増加と夏季集客効果を狙う。
丑の日向け商品展開と販売計画
日本経済新聞によると、イオンリテールは24日、土用の丑の日に向けたうなぎ商品を発表し、丑の日商戦の売上高で前年比1割増を見込む。7月1日からイオンと「イオンスタイル」約390店舗、ネットスーパーで順次販売する。
鹿児島県産うなぎのかば焼きは156グラムで2354円からとし、前年の150グラム2894円から約500円引き下げる。今年はプライベートブランド「トップバリュ」で、300グラムの超特大サイズのかば焼きも3866円で取り扱う。
同社が25年に発売したメスの国産ウナギ「うなくい〜ん」では、新たに白焼きを7月24日から26日まで販売する。内容量は135グラム、価格は2246円としている。
調達環境の改善と小売戦略への影響
今回の値下げは、稚魚の豊漁を受けて仕入れ価格が下がっていることが背景にある。値上げが続いてきたうなぎ商材で価格訴求を打ち出すことで、需要期の販売数量拡大を狙う。24日に東京都内で開いた発表会で、水産商品部の岸岡清和部長は、これまでうなぎの値上げが続いてきたが今年は価格を下げることができたと説明した。価格是正と商品構成の拡充を組み合わせることで、総合小売りの夏季食品商戦で集客効果を高める構えだ。
当社の以前の記事では、日本チェーンストア協会の発表をもとに、5月の全国スーパー既存店売上高が前年同月を上回り、値上げによる単価上昇が売上額を下支えしている状況を整理しました。総菜の伸びに加え、ゴミ袋やラップなど原油由来の日用品で値上げを見込んだ買いだめ需要が続く一方、買い上げ点数の減少など数量面の弱さや、6月の天候要因による不透明感も指摘しています。
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