欧米での支援策見直しを受けて減速が見込まれていた電気自動車(EV)市場で、中東情勢の混乱によるガソリン価格上昇が消費者心理を変えつつあります。EV戦略の再検討を進める日本勢にとっては、需要回復の波を事業機会に転換できるかが焦点になっています。
ハイライト
- 中東情勢の混乱による原油高でガソリン価格が上昇し、EVの走行コスト優位性が高まり消費者の関心が再燃。
- 欧米ではEV普及策の撤回で販売減速が意識される中、日本の自動車各社は戦略の見直しと投資判断が改めて問われている。
- 日経電子版との連動企画では、工業用3Dプリンター技術を医療用途へ転用する京都企業の事例も取り上げられる。
EV需要再燃と番組の論点
日経によると、7月7日午後9時から放送するBSテレ東の「NIKKEI NEWS NEXT」は、原油高を背景に再び関心が強まるEV市場の構図を取り上げます。番組では、オートインサイトの鶴原吉郎代表をゲストに迎え、販売環境の変化や各地域の競争状況を踏まえながら、EVの新たな世界地図を読み解きます。
足元では、欧米の普及策撤回でEV販売の減速が意識されていました。一方で、中東情勢の混乱を受けたガソリン価格の上昇が、走行コスト面でのEVの相対的な魅力を押し上げ、消費者の関心を高めています。
日本勢の戦略見直しと周辺分野
焦点は、日本の自動車メーカーがこの需要変化をどこまで取り込めるかにあります。各社はこれまでEV戦略の見直しを進めてきましたが、市場環境の変化によって投資や商品投入の判断が改めて問われています。番組はあわせて、日経電子版の動画コンテンツ「LBSローカルビジネスサテライト」との連動企画も放送します。手術練習向けに3Dプリンターで心臓を再現する京都の企業を取り上げ、工業用試作品で培った技術を医療用途へ広げる動きも紹介します。
当サイトの以前の記事では、BSテレ東「NIKKEI NEWS NEXT」が7月3日の放送で、経済安全保障の視点から半導体とエネルギー分野における日本の対米戦略を検証する点を紹介しました。あわせて、金利上昇局面での個人向け国債など、家計の資産運用環境の変化にも焦点を当てる構成であることを整理しています。
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