日銀集計、9月の国債決済フェイル件数が減少、額面総額も縮小

日銀集計、9月の国債決済フェイル件数が減少、額面総額も縮小
国債決済フェイル減少

日本国債取引の2026年9月の決済フェイルは208件となり、額面総額は3,435億円にとどまる。平均継続日数は1.42営業日、最長継続日数は15営業日で、買い入れ不履行時の買い入れ執行は発生していない。

ハイライト

  • 2026年9月の日本国債フェイル件数は208件、額面総額は3,435億円で、8月の429件・1兆6,593億円から大幅減少。
  • 9月の日本国債取引件数は57万9,931件、総額面は19兆3,506億5,000万円で、いずれも8月より増加した。
  • フェイル件数と額面総額は2025年9月比でも低下し、国債決済の安定度が前年同月より向上したことが示された。

9月統計の内訳と月次推移

日本銀行の公表資料によると、2026年9月の日本国債取引におけるフェイル件数は208件で、前月8月の429件から減少している。フェイルの額面総額は3,435億円で、8月の1兆6,593億円から大きく縮小した。

9月の平均継続日数は1.42営業日で、8月の1.43営業日とおおむね同水準だった。最長継続日数は15営業日で、8月の15営業日と同じだったほか、買い入れ執行件数は9月も0件だった。

取引全体では、9月の取引件数は57万9,931件、総額面は19兆3,506億5,000万円となっている。これに対し8月は取引件数が56万6,684件、総額面が18兆6,439億円で、9月は取引件数、取引額面ともに前月を上回っている。

年次水準と市場運営への示唆

2026年の月次推移を見ると、フェイル件数は3月の632件が今年の高水準で、その後は4月337件、5月262件、6月384件、7月428件、8月429件を経て、9月は年初来でも低い水準にある。額面総額も3月の2兆5,319億円から変動しながら縮小し、9月は年内で最も小さい水準となっている。

過去の年次統計では、フェイル件数は2023年の1万666件、2024年の5,349件、2025年の4,305件と減少してきた。一方で2025年9月は403件、額面総額1兆4,905億円、平均継続日数2.25営業日だったため、2026年9月は前年同月比でも件数、額面総額ともに低下しており、国債決済の安定度を示す指標として市場関係者の点検材料となる。

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