三菱重工業、ガスタービンと防衛が牽引し最高益見通し

三菱重工業、ガスタービンと防衛が牽引し最高益見通し
最高益更新へ加速

三菱重工業は2027年3月期に増収増益を見込み、連結純利益は4期連続で過去最高を更新する見通しだ。ガスタービンと防衛事業の伸びが収益を支え、配当も前期から増配する計画を示している。

ハイライト

  • 三菱重工業は2027年3月期純利益が前期比14%増の3800億円、売上収益が9%増の5兆4000億円と過去最高を見込む。
  • ガスタービンと防衛分野の拡大が業績を牽引し、配当は前期比4円増の29円、事業利益は25%増の5400億円を計画。
  • 受注高は11%減の6兆8000億円、GTCC受注は13%減の2兆3000億円と見込むが、高水準を維持する見通し。

2027年3月期の業績計画

日本経済新聞によると、三菱重工業は5月12日、2027年3月期の連結純利益が前期比14%増の3800億円になる見通しだと発表した。市場予想平均のQUICKコンセンサス3783億円を小幅に上回り、売上収益は9%増の5兆4000億円、事業利益は25%増の5400億円を見込む。

会社はガスタービンや防衛分野の拡大が業績を牽引するとみている。年間配当は29円とし、前期比で4円引き上げる計画だ。

一方、受注高は11%減の6兆8000億円を見込む。ガス発電と蒸気タービン発電を組み合わせるGTCCの受注は13%減の2兆3000億円を見込むものの、なお高水準で推移するとしている。

会社の見通しには中東情勢の影響は織り込んでいない。

直近実績と事業環境への示唆

同日発表した2026年3月期の連結決算では、売上収益が前の期比14%増の4兆9741億円、純利益が35%増の3321億円だった。足元の実績拡大が、翌期の最高益計画につながっている。

エネルギー関連設備と防衛需要の強さは、同社の収益基盤を支える構図が続いていることを示す。一方で、受注計画には減少見通しも含まれており、今後は地政学リスクや大型案件の積み上がりが業績の振れ幅に影響する可能性がある。

当社の以前の記事では、オリックスが資産入れ替えと既存事業の底堅さを背景に、2027年3月期に連結純利益5300億円(前期比18%増)を見込み、最大2500億円の自社株買いと増配を計画している点を整理しました。オリックス銀行の売却益など資産売却が利益を押し上げる一方、航空機リースなど安定収益を軸に、得た資金を成長分野へ再配分する戦略が焦点になるとしています。

この資料には第三者の意見が含まれている場合がありますが、このウェブページ上のデータおよび情報は、当社の免責事項に従って投資アドバイスを構成するものではありません。厳格な編集上の誠実性を遵守していますが、この投稿にはパートナーの製品に関する言及が含まれている場合があります。