FX自動売買向けサービスへの不正アクセスを受け、GMOインターネットグループは利用者の取引口座で発生した不正取引の損失補償に踏み切る。被害額はなお調査中で、被害の有無を問わず対象サービスの利用者全員に一律5,000円を支払う方針も示している。
ハイライト
- GMOインターネットグループはFX自動売買サービスへの不正アクセス被害について、取引差損や手数料等の損失を補償すると発表。
- 補償は不正取引が確認された場合に限定され、申請方法などは11月6日までに公式サイトおよび利用者へ案内予定。
- 不正アクセス被害の有無を問わずサービス利用者全員に一律5,000円を支払うほか、攻撃者からの情報公開脅迫に刑事対応へ移行。
補償内容と利用者への対応
Nikkeiが報じた内容によると、GMOインターネットグループは24日、外国為替証拠金取引(FX)の自動売買に使うサービスへの不正アクセスで金銭的被害が発生した事案を巡り、損失を補償すると発表した。これまでの調査で、サービスのシステムにセキュリティー上の問題があり、利用者情報が外部に持ち出された事実を確認している。補償の対象は、今回の不正アクセスに起因してFX口座で不正取引があった利用者の取引差損や手数料だ。一方で、市場変動による損失、取引で得られたはずの利益、そのほかの間接損害は対象に含めない。補償対象かどうかは、GMOが取引記録などをもとに確認し、被害を受けた利用者には取引日時や損失額を確認できる情報の提出を求める。
申請方法などの詳細は11月6日までに公式サイトと利用者のメールアドレス宛てに案内する予定だ。加えて、被害の有無にかかわらず、サービス利用者全員に一律5,000円を支払う。連絡方法や受け取り手続き、支払時期は30日までに登録メールアドレスへ通知する。
情報流出の影響と捜査対応
同社は、一部の利用者から取引口座で身に覚えのない取引があったとの報告を受けており、具体的な被害金額は調査中としている。不正アクセスを受けたのは、GMO傘下でレンタルサーバー事業を手がけるGMOインターネットの「お名前.com デスクトップクラウド」で、利用者が証券会社に開設した口座を使ってFXの自動売買を24時間運用する基盤を提供していた。またGMOは、攻撃者とみられる人物から金銭を要求され、応じなければ同社や利用者の情報を公開するとの脅迫も受けていると明らかにしている。警察当局には証拠を提出し、刑事事件としての捜査を要請しており、要求には応じない方針だ。同社は、要求に応じても取得された情報の削除や不正利用の防止は保証されないと説明している。
最新のCompanyニュースニュース
- Forex
- Crypto