日本の中古車市場、需要拡大で5.32兆円規模に
日本の中古車市場は2025年に5兆3,200億円と過去最高に達し、5年前比で54.8%拡大した。新車価格の上昇に加え、中古品への抵抗感の低下が進み、購入の選択肢として中古車の存在感が強まっている。
ハイライト
- 日本の中古車市場規模は2025年に過去最高の5.32兆円となり、新車価格高止まりが需要拡大を後押しした。
- 2024年に購入された中古車の平均価格は175万円、2020年比で39万7,000円上昇し、SUVの平均価格も292万円へ25.6%上昇した。
- 調査対象自動車の約4割が中古車となり、インフレ下で安価な軽自動車や比較的新しい中古車の需要が高まっている。
2025年市場規模と価格上昇の背景
Japan Today Businessが伝えた内容によると、自動車シンクタンクの最近の調査では、原材料コストの上昇で新車価格が高止まりするなか、日本の中古車市場が2025年に過去最高を更新した。調査では、前年に購入された中古車の平均価格も過去最高の175万円となり、2020年から39万7,000円上昇した。
人材サービス大手Recruit Holdings Co傘下の調査機関によると、新車の平均価格は350万円だった。フリマアプリの普及を背景に、比較的新しい中古車を選ぶ消費者が増えているといい、過去1年間に購入された自動車のうち約4割を中古車が占めた。
SUVとHV需要が市場拡大を下支え
中古車価格はSUVとハイブリッド車への強い需要にも押し上げられている。SUVの平均価格は292万円となり、2020年比で25.6%上昇した。調査機関の横田佳子氏は、市場規模は今後も拡大が続く可能性が高いとみている。長引くインフレを背景に、より安価で年式の古い軽自動車の人気も高まっているという。
この調査は2025年8月に全国の1万268人を対象に実施された。
トヨタの2027年3月期の連結純利益見通しと、中東情勢の緊迫がサプライチェーンや物流に与える影響について、当社の以前の記事で整理しました。地政学リスクの高まりが部材調達コストや生産計画の不透明感を強め、自動車業界全体の収益見通しにも波及し得る点が焦点でした。
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