キングジム、小規模店舗向けネット印刷参入で新規収益柱を育成

キングジム、小規模店舗向けネット印刷参入で新規収益柱を育成
ネット印刷で新収益

文具需要の裾野を広げる動きとして、キングジムは小規模な飲食店や雑貨店向けにネット印刷サービスを立ち上げた。ハンドメード店やキッチンカーなどを主な需要先に見込み、少量発注や短納期対応で業務用印刷の取り込みを狙う。

ハイライト

  • キングジムが26日、ネット印刷サービス『TEPLABO』を開始し、最短翌営業日出荷でポスターやシールを1枚から注文可能と発表。
  • 価格設定はチラシ10枚で2265円から、ラベル・シール10枚で1369円からで、納期短縮により料金が上昇する仕組み。
  • TEPLABO事業で2031年までに15億円の売上目標を掲げ、『キングファイル』『テプラ』に続く第3の収益柱を育成狙い。

新サービスの内容と収益目標

日本経済新聞によると、ラベルライター「テプラ」を手掛けるキングジムは26日、ネット印刷サービス「TEPLABO(テプラボ)」を始めたと発表した。ポスターや大判ステッカーを1枚から注文でき、サイズや素材、枚数を選んで発注すると最短で翌営業日に出荷する。

無料テンプレートは約3000種類をそろえ、デザインを外注せずに印刷物を作りたい事業者の需要に対応する。価格はチラシが10枚で2265円から、商品ラベルやシールが10枚で1369円からで、注文から出荷までの日数を短くするほど料金が上がる仕組みだ。

同社はTEPLABO事業で2031年までに15億円規模の売上高を目指す。経営企画部の坂牧悟課長は、キングファイルとテプラに続く第3の柱に育てたいとしている。

小規模事業者需要と事業拡大の狙い

今回のサービスは、必要な枚数だけを手軽に発注したい小規模事業者のニーズを取り込む戦略とみられる。飲食店や雑貨店に加え、ハンドメード販売や移動販売など、少量多品種の印刷物を必要とする業態では初期負担を抑えやすい。

キングジムはテプラで培ったラベル関連の認知度を生かし、周辺サービスへ事業領域を広げる構えだ。既存の文具・事務用品に加えて法人や個人事業主向けの印刷需要を開拓できれば、収益基盤の多角化につながる可能性がある。

東京海上ホールディングスの2036年3月期に向けた成長戦略について、当社の以前の記事で取り上げました。非保険分野(防災・脱炭素の助言など)の利益を1000億円まで伸ばす目標や、海外M&Aを成長の柱として収益構造の多角化を進める方針を整理しています。

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