米Starbucksは日本事業の売却を検討しており、日本事業単独でのIPOも選択肢に入っている。売却額は4000億〜5000億円規模に達する可能性があり、米国本体の立て直しに向けた資金確保につながる可能性がある。
ハイライト
- Starbucksは日本事業の売却や新規株式公開を含む選択肢で投資銀行と予備協議を開始し、取引規模は4000億〜5000億円の可能性。
- 米Starbucksは全売上高の約7割を占めるU.S.事業不振と収益改善策の一環で、引き続き海外事業の見直しを進行中。
- 中国市場では2025年11月に現地投資ファンド博裕投資へ事業株過半を売却予定など、主要海外資産の再構成を加速。
売却案の規模と検討段階
米Bloomberg通信が9日に報じたところによると、Starbucksは日本事業の売却について投資銀行と予備的な協議を始めている。売却はまだ最終決定しておらず、日本事業を切り出して新規株式公開する案も選択肢として浮上している。報道では、取引規模は4000億〜5000億円に達する可能性がある。米Starbucksの広報からはコメントが得られていない。
米国再建と海外事業見直しの流れ
Starbucksは全売上高の約7割を占めるU.S.事業の不振が続いている。ブライアン・ニコルCEOの下で、店舗や一部の本社部門のリストラを進め、収益改善を急いでいる。海外では最大市場の中国でも地元チェーンとの競争が激化しており、2025年11月には現地投資ファンドの博裕投資に中国事業株の過半を売却すると発表している。日本事業は1995年にサザビーリーグと組んで参入し、その後は単独出資に切り替えた。現在の店舗数は2000店を超え、社内でもブランド力を保ちながら現地化に成功した代表例とみなされており、堅調なうちに資産価値を生かす狙いがあるとみられる。
当サイトの以前の記事では、Starbucks(SBUX)の株価が上昇し、機関投資家の保有拡大や「Back to Starbucks」計画、AI活用の施策が投資家心理を支えている点を整理しました。一方でテクニカル指標には過熱感もあり、短期的にはレンジ推移や調整リスクに注意が必要だと指摘しています。今回の日本事業の売却検討は、こうした収益改善と事業見直しの流れをより具体化させる動きとして位置づけられます。
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