HUMAN MADE、アンダーカバー買収で事業規模拡大へ
国内アパレル業界でブランド再編の動きが広がるなか、HUMAN MADEはファッションブランド「UNDERCOVER」を展開するアンダーカバーの全株式を2027年2月に取得する方針を示した。両社は6月15日付で買収に向けた基本合意書を締結しており、取得額は今後詰める。
ハイライト
- HUMAN MADEはアンダーカバー株式100%の取得を発表し、2027年2月の買収完了を目指すと述べた。
- HUMAN MADEの2026年1月期売上高は前年比27%増の142億円となり、アンダーカバー買収でさらなる規模拡大を計画。
- ブランド統合による企画力・販路の相乗効果が期待され、国内ブランドによる海外進出強化と業界再編の動きが加速。
買収の枠組みと取得日程
日経の報道によると、HUMAN MADEは15日、アンダーカバーの買収を発表した。取得対象は大株主で代表デザイナーの高橋盾氏が保有する80%と、高橋弘史氏が保有する20%で、全株式を取得する計画だ。アンダーカバーは高橋盾氏が手がけるブランドで、世界各国のセレクトショップなどでストリートファッションを展開している。今回の基本合意によって、HUMAN MADEは買収手続きを進め、2027年2月の取得完了を目指す。
成長戦略とアパレル業界への波及
HUMAN MADEは著名ファッションデザイナーのNIGO氏が2016年に創業した。2026年1月期の単独売上高は前の期比27%増の142億円で、アンダーカバーの取り込みによって売り上げ規模の一段の拡大を狙う。国内発のブランドが海外市場でも存在感を高めるなか、両ブランドの統合は企画力や販路の相乗効果につながる可能性がある。衣料品・服飾品小売では知名度の高いブランドを取り込む動きが成長戦略の一つとなっており、今回の買収もその流れを示す案件になりそうだ。
当社の以前の記事では、アシックスが高級スニーカーブランド「オニツカタイガー」を新会社として分社化し、意思決定の迅速化と世界市場での競争力強化を図る方針を取り上げました。訪日客需要を追い風に、旗艦店の展開や米国市場への再参入、専用工場の整備といった中長期の成長投資を進める構図を整理しています。
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