WOWOW、NTTドコモと資本業務提携しLemino運営を合弁化

WOWOW、NTTドコモと資本業務提携しLemino運営を合弁化
WOWOW×ドコモ新提携

動画配信とコンテンツ調達の連携を進めてきたWOWOWとNTTドコモが、提携関係を資本面まで広げる。WOWOWは第三者割当増資で約8億円を調達し、両社はドコモの動画配信サービス「Lemino」を担う新会社を設立する。

ハイライト

  • NTTドコモがWOWOWの第三者割当増資を引き受けて株式2.8%を取得し、両社は資本業務提携を発表した。
  • WOWOW51%・ドコモ49%出資の新会社が設立されLemino運営を担い、Lemino事業は吸収分割で新会社へ移管される。
  • ドコモは全国約2000店舗のショップを活用し、Leminoの会員獲得や有料プラン(月額1540円)加入拡大を狙う。

出資構造と新会社設立の枠組み

日本経済新聞の報道によると、WOWOWは16日、NTTドコモと資本業務提携すると発表した。両社は15日に契約を締結しており、ドコモはWOWOWの第三者割当増資を引き受け、WOWOW株を2.8%保有する大株主となる。保有比率では上位7番目に入る。

新会社はWOWOWが51%、ドコモが49%を出資する形で設立し、Leminoの運営を担う。まずWOWOWが新会社を設立し、その後ドコモは新会社株式を対価としてLemino事業を吸収分割で移し、さらに新会社株式をWOWOWへ譲渡する流れとなる。

両社は2025年11月にコンテンツ分野で業務提携して以降、音楽ライブやスポーツなどの大型コンテンツの共同調達、独自ドラマの共同制作を進めてきた。今回の資本業務提携により、コンテンツラインアップの拡充とLeminoのサービス改善を一段と進める狙いがある。

配信事業の成長戦略と顧客基盤の活用

WOWOWは2030年3月期までの中期経営計画で、新たな配信サービスの開始を重点領域に位置付けている。Leminoを運営する新会社は、その立ち上げの中核を担うとみられる。

ドコモはエンターテインメントを含むスマートライフ事業を成長領域とし、Leminoをその中核サービスに据える。今後はMUFGスタジアムとIGアリーナなど、ドコモが運営に関わる施設と連携した興行の実施も検討し、全国約2000店舗のドコモショップを活用して認知拡大と利用促進を図る。通信事業で築いた顧客接点を生かし、会員獲得や有料プラン加入の拡大につなげる考えだ。

Leminoは有料動画配信サービス「dTV」を刷新し、2023年から提供している。映画、ドラマ、アニメ、音楽ライブ、スポーツ中継などをそろえ、無料視聴作品に加えて、月額1540円の有料プランでは広告なしで独自作品などを視聴できる。

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