シャープ、AQUOS新機種を値上げ、部材高で直販価格1.5倍に
スマートフォン部材の調達コスト上昇が続くなか、シャープはAQUOSの新たな上位機種を7月9日に発売する。SIMフリー512ギガバイトモデルの直販価格は16万3900円で、従来機種より約5万円高く、市場を日本と台湾に絞って需要を見極める。
ハイライト
- シャープはAQUOS R11を16万3900円で発売し、SIMフリーモデルの直販価格が従来の1.5倍に上昇。
- 高騰するメモリー価格と中東情勢による部材高騰が価格上昇の主因となり、インドネシアやシンガポールでの販売は縮小。
- 今後は上位・中位モデルへ注力し、日本のスマートフォン市場ではシャープの2025年度出荷台数シェアは7.3%で4位。
新機種の価格設定と発売計画
Nikkeiによると、シャープは16日、スマートフォン「AQUOS」の上位モデル「AQUOS R11」を発表した。メモリー価格の高騰や中東情勢を踏まえた部材高が価格に反映され、オンライン直販価格はSIMフリーの512ギガバイトモデルで16万3900円となる。新機種には、被写体に応じてAIがズーム倍率を自動調整する機能を搭載する。狙った被写体をバランスのよい構図で撮影できるほか、標識や看板などの文字を撮影時に自動検出してモザイクをかける機能も備える。
販売地域の絞り込みと事業方針
「AQUOS R11」は日本に加え台湾でも発売する一方、従来機種を展開していたインドネシアやシンガポールでは販売市場を絞り込む。販売価格の上昇を受け、各市場の需要に合致するかを見極める方針だ。16日の説明会で、シャープ通信事業本部の中江優晃本部長は、メモリー価格高騰や中東情勢を踏まえた原材料高の影響はローエンドモデルのスマートフォンで最も大きいと述べる。今後は上位・中位モデルに注力する考えで、日本のスマートフォン市場ではMM総研によると2025年度の出荷台数シェアでシャープは7.3%の4位となっている。
当社の以前の記事では、イラン戦争終結とホルムズ海峡再開に向けた暫定合意を受けて、アジア株が大幅高となる一方、原油相場が急落した流れを整理しました。供給正常化への期待がリスクセンチメントを支えたものの、合意の履行状況次第で価格の安定には時間を要する可能性がある点も指摘しています。
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