良品計画、26年8月期の純利益見通しを上方修正、東アジア事業が増益をけん引

良品計画、26年8月期の純利益見通しを上方修正、東アジア事業が増益をけん引
最高益を3年連続へ

良品計画は2026年8月期の業績見通しを引き上げ、連結純利益が前期比32%増の670億円になる見通しとしている。東アジアでの化粧品販売や国内の衣料品販売が想定を上回り、純利益は従来予想を50億円上回って3年連続の最高益となる見込みだ。

ハイライト

  • 良品計画は2026年8月期の連結純利益見通しを670億円へ上方修正し、QUICKコンセンサス638億円を大幅に上回った。
  • 営業収益見通しは16%増の9070億円、営業利益は33%増の980億円となり、東アジア・中国の売上増と円安が押し上げ要因。
  • 2025年9月–2026年5月期の連結決算で営業収益17%増の6907億円・純利益34%増の585億円となり、足元の業績拡大が確認された。

上方修正の内容と収益押し上げ要因

日本経済新聞によると、良品計画は10日、2026年8月期の連結純利益見通しを670億円へ引き上げた。修正後の純利益は市場予想平均のQUICKコンセンサス638億円を上回り、今期の上方修正は4月に続いて2度目となる。

営業収益は16%増の9070億円、営業利益は33%増の980億円を見込んでおり、従来予想からそれぞれ200億円、90億円引き上げた。ROEの見通しも1.1ポイント引き上げて18.2%とし、営業利益は2027年8月期の計画値890億円を前倒しで達成する見込みとしている。

増益を主に支えるのは海外事業で、営業利益見通しは47億円引き上げて前期比37%増の758億円となる見通しだ。上方修正額の大半は東アジアが占め、中国では現地生産品の販売が好調に推移し、中国大陸の既存店売上高は5月と6月に前年同月比で20%超増えている。

韓国では商品開発の強化が寄与し、香港では物流コストの削減が採算改善につながっている。為替が想定より円安で推移していることも、営業利益を17億円押し上げる要因となる。

国内事業の改善と成長期待

国内事業の営業利益は17%増の611億円となる見通しで、従来予想を43億円上回る。会員向けの大規模セール「無印良品週間」やポイント施策などの販促効果が想定以上となっている。

国内事業の通期営業利益率は12%と前期より1ポイント高まる見通しだが、15%前後の海外事業よりは低い水準にとどまる。JPモルガン証券の村田大郎シニアアナリストは、海外では中国事業の成功体験を生かして旗艦店の出店などでブランド認知を高めており、国内でも利益率をさらに改善できれば会社全体の成長期待が一段と高まるとみている。

あわせて発表した2025年9月から2026年5月期の連結決算は、営業収益が前年同期比17%増の6907億円、純利益が34%増の585億円だった。足元の業績拡大が通期見通しの引き上げを支えている。

当社の以前の記事では、セブン&アイ・ホールディングスが海外コンビニ事業の好調を背景に四半期業績を伸ばし、通期見通しも上方修正した点を整理しました。国内コンビニも販促策や店内調理商品の強化で持ち直しつつある一方、投資家の焦点は回復の持続性や今後の成長施策に移っていることを伝えています。

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