東証、2銘柄の値幅制限拡大を7月1日に実施
東京証券取引所は、2銘柄が2営業日連続で値幅制限到達時の売買不成立などの条件に該当したため、7月1日の翌営業日に上限方向の値幅制限を拡大する。対象はLiNKX,Inc.とTOKYO BOARD INDUSTRIES CO.,LTD.で、通常の下限値幅は維持される。
ハイライト
- 東証はLiNKX,Inc.(584A)とTOKYO BOARD INDUSTRIES CO.,LTD.(7815)の値幅制限上限を7月1日からそれぞれ2,800円と320円に拡大する。
- 7月1日時点の基準値段はLiNKX,Inc.が3,775円(上限6,580円・下限3,075円)、TOKYO BOARD INDUSTRIESが386円(上限706円・下限306円)となる。
- 値幅制限拡大により成行注文が想定外の価格で約定する可能性があるため、投資家は注文条件の確認が重要となる。
7月1日の値幅制限変更内容
Japan Exchange Group (JPX)の公表によると、東京証券取引所は対象2銘柄について、連続して所定の条件を満たしたことを受け、次営業日である7月1日に上限の日々値幅を拡大する。該当条件は、値幅制限の上限または下限に達したまま売買高が0で配分も行われない場合、または後場終了まで売買高が0株のまま推移し、後場引けで値幅制限水準の約定が成立したうえで同水準に買い注文または売り注文が残る場合としている。LiNKX,Inc.(584A)の拡大後の上限値幅は2,800円で、下限値幅は通常通り700円に据え置かれる。基準値段は3,775円で、上限は6,580円、下限は3,075円となる。
TOKYO BOARD INDUSTRIES CO.,LTD.(7815)の拡大後の上限値幅は320円で、下限値幅は通常通り80円のままとなる。基準値段は386円で、上限は706円、下限は306円となる。
投資家取引への影響と運用条件
東証は、7月1日以降に上限または下限の日々値幅以外の価格で約定が成立した場合、値幅制限を通常水準に戻すとしている。一方で、売買が値幅制限の上限または下限でのみ成立する場合や、約定がないまま同水準の気配を残して取引時間を終える場合には、拡大措置が継続する。また、値幅制限の拡大により、成行注文が想定外の価格で約定する可能性があるとして注意を促している。短期的な値動きが大きくなりやすいため、対象銘柄を取引する投資家には注文条件の確認が一段と重要になる。
当サイトの以前の記事では、東証改革を背景に日本の割安株に投資する投資信託への関心が高まっている点を整理しました。企業の株主重視姿勢が強まる一方で、バリュートラップを避ける銘柄選別力や、信託報酬を含むコストの見極めが成績を左右することを解説しています。
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