金融庁など、多重債務者相談強化キャンペーンを9月から実施へ

金融庁など、多重債務者相談強化キャンペーンを9月から実施へ
多重債務相談強化へ

多重債務問題への継続対応として、金融庁などは9月から12月にかけて「多重債務者相談強化キャンペーン2026」を実施する。全国の自治体や関係団体が連携し、消費者と事業者を対象にした無料相談会などを展開する予定だ。

ハイライト

  • 金融庁、日本弁護士連合会などが9月から12月に多重債務者相談強化キャンペーンを全国で共同実施する。
  • 無料相談会では消費者だけでなく事業者も対象とし、相談窓口の認知度向上と潜在的相談者掘り起こしを図る。
  • 改正貸金業法施行で新規多重債務者は減少傾向だが、多額借入残高を抱える層への継続的支援の需要が依然高い。

全国相談体制の周知を強化

金融庁の発表によると、今回のキャンペーンは金融庁、日本弁護士連合会、日本司法書士会連合会、日本司法支援センター、法テラスの共催で9月から12月まで行う。都道府県や中小企業団体に対し、主催者側が参加を呼びかけ、期間中は都道府県、各地の弁護士会、司法書士会、中小企業団体、財務局が共同で無料相談会などの取組を進める。

この施策は、全国の自治体などで整備が進んできた相談窓口の認知度を高めるとともに、潜在的な相談者の掘り起こしを目的として毎年実施している。相談対象には消費者だけでなく事業者も含まれる。

多重債務対策の継続需要

多重債務問題を巡っては、内閣に設けられた多重債務者対策本部が「多重債務問題改善プログラム」を決定し、相談窓口の整備など借り手対策を取りまとめてきた。これに基づき、自治体などでの相談体制整備が進められてきた経緯がある。

改正貸金業法の完全施行により、新たな多重債務者の発生抑制は進み、問題は落ち着きをみせている。一方で、多額の借入残高を抱える層は現在も相当数存在しており、継続的な支援策と相談対応が引き続き求められている。

当サイトの以前の記事では、熊本地震を受けて金融機関が被災者・被災企業向けの特例対応を拡充し、資金繰り支援や各種手続きの便宜措置を進めた点を整理しました。住宅ローン金利の引き下げ、特別融資、保険料の払込猶予、有価証券の換金迅速化に加え、専用ダイヤルや店頭での相談窓口設置など、相談導線の強化も焦点でした。

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