大和ハウス子会社、地盤調査報告の不適切処理816件で再調査対応

大和ハウス子会社、地盤調査報告の不適切処理816件で再調査対応
816件の地盤調査不適切

大和ハウス工業は、子会社の大和ランテックによる地盤調査報告書の作成で、調査データの加工や転用などの不適切な処理が確認されたと24日に明らかにした。対象は2012年10月から2025年3月までの816件に及び、建設済み物件の一部では地盤の再調査が必要になっている。

ハイライト

  • 大和ハウス子会社大和ランテックは、北日本営業所で2012年10月から2025年6月までに受託した4681件中816件の地盤調査報告書に不適切処理があったと公表。
  • 地盤調査報告書を基に建設した物件のうち、再調査が必要な物件は7月21日時点で19件に上る。
  • 大和ハウス工業は外部調査委員会を設置し12月までに調査を完了予定、現時点では業績への影響は軽微と説明。

不適切報告の発覚経緯と調査範囲

日本経済新聞が報じた内容によると、問題は大和ランテックが受託した地盤調査の報告書に基づく施工現場で、外構路盤の沈下が発生したことをきっかけに表面化した。該当する報告書は2024年9月と2025年3月に委託者へ提出されていた。

その後、東日本支社北日本営業所が2012年10月から2025年6月までに受託した4681件の地盤調査案件を点検し、少なくとも4人の担当者が合計816件の報告書を不適切に作成し、提出していたことを確認した。会社側は、北日本営業所以外では2024年4月から2025年6月までに受託した業務で不適切な行為は確認されていないとしている。

業績影響と再発防止策

不適切な報告書をもとに建設した物件のうち、地盤の再調査が必要な物件は7月21日時点で19件あった。建設・不動産分野では地盤調査の信頼性が施工品質や安全性に直結するため、今後は委託者対応と追加調査の進展が焦点になる。

大和ハウス工業は、原因究明と再発防止策の提言を受けるため、専門家による外部調査委員会を設置した。調査は12月の完了を予定しており、同社は現時点で業績への影響は軽微としている。

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