日銀マネーストック、5月のM2残高は1,298.1兆円に増加

日銀マネーストック、5月のM2残高は1,298.1兆円に増加
M2残高が過去最高

日本の資金量を示すマネーストックは2026年5月時点で増加基調を維持し、主要指標のM2残高は前月の改定値から積み上がっている。M3は1,642.4兆円、広義流動性は2,334.5兆円となり、金融環境の広がりを示す関連指標にも拡大がみられる。

ハイライト

  • 日銀速報による2026年5月のM2残高は1,298.1兆円、M3は1,642.4兆円、いずれも前月改定値から増加。
  • 5月のM1残高は1,102.9兆円で4月の1,103.5兆円からわずかに減少、現金通貨・預金通貨比率に変化あり。
  • 広義流動性は5月に2,334.5兆円へ大幅増、4月の2,308.5兆円から拡大し、国内金融資産の厚み増加を示唆。

5月統計の内訳と改定値

日本銀行のマネーストック速報によると、2026年5月のM2残高は1,298.1兆円、季節調整済みでは1,292.5兆円となっている。M3残高は1,642.4兆円、季節調整済みで1,638.8兆円だった。

M1残高は1,102.9兆円で、このうち現金通貨は110.2兆円、預金通貨は992.8兆円となった。準通貨は517.7兆円、CDは21.8兆円で、広義流動性は2,334.5兆円、季節調整済みで2,328.6兆円となっている。

前月の2026年4月は、M2が改定値で1,295.6兆円、M3が1,640.9兆円、広義流動性が2,308.5兆円だった。日銀は2024年1月以降の計数を改定しているとしている。

金融指標が示す国内流動性の動向

5月の残高ベースでは、M2は4月の改定値から増加し、M3も前月を上回った。一方でM1は4月の1,103.5兆円からやや減少しており、資金の内訳には変化がみられる。

準通貨は4月の515.3兆円から5月は517.7兆円へ増加したのに対し、CDは22.1兆円から21.8兆円へ小幅に減少した。広義流動性は前月から大きく増え、国内の金融資産全体の厚みを示す指標として拡大している。

当サイトの以前の記事では、内閣府が公表した5月の景気ウオッチャー調査で、現状判断指数が3カ月ぶりに上昇し、先行き判断指数も改善した一方、基調判断は「持ち直しの動きに弱さが見られる」で維持された点を整理しました。家計・企業関連は持ち直しが見られたものの、雇用や地域現場の声にはばらつきがあり、物価高や資材調達不安が景況感の重しになっている状況も紹介しています。

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