銅 (HG) は6.487ドルで取引されており、前日比1.03%下落しています。価格は現在、主要な移動平均線を下回っており、短期・中期的に根強い下落圧力が続く一方、長期サポートは上回っています。
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ハイライト
- 精製銅カソードは、2025年7月30日発効の米国の輸入関税50%の対象から除外され、国際的な銅の貿易の流れが変化しました。
- 米国のCOMEX銅在庫は、米政権による通商法232条に基づく調査や予想される関税に備えたトレーダーの動きを受け、2025年2月以降に急増しています。
- 銅価格は主要な短期・中期移動平均線を下回っており、予想レンジは6.3745~6.5995ドルで、下落が続く可能性が高い状況です。
米国の関税免除でCOMEXの在庫積み増しが進み、相場心理も変化
2025年7月30日に発表された米国の輸入関税50%の対象から、精製銅カソードが除外されました。この決定は国際貿易の流れを大きく変え、米国内で銅の在庫積み増しを招いています。Miningによると、この規制上の決定は、米政権による通商法232条に基づく調査や関税の影響が見込まれるなか、市場参加者が対応したことで、2025年2月以降に米国のCOMEX取引所で銅在庫が大幅に増加したことと結びついています。国内の銅供給の積み上がりは引き続き相場心理に影響を与えており、高水準の在庫が銅先物相場を左右する重要な要因となっています。
主要な抵抗線を下回るなか、テクニカル指標は売られ過ぎと強弱混在を示唆
4時間足チャートでは、HG価格はMA-20の6.615ドル、MA-50の6.5552ドルをともに下回る一方、日足のMA-200である6.32ドルは上回っています。一目均衡表の基準線である6.6024ドルが目先の抵抗線となっています。主要指標を見ると、MACDは中立、ADXは売りシグナルを示しており、下落モメンタムの強まりを示唆しています。RSIは33.51と低水準で、Stoch RSIとCCIも大幅な売られ過ぎを示していることから、テクニカルな反発が近づいている可能性があります。ブル/ベアパワーは短期的な売り手優勢を裏付けていますが、オーサムオシレーターは中立を保っており、モメンタムの強弱が入り混じるなか、価格変動が大きくなる可能性を示しています。
抵抗線を明確に上抜けない限り、さらなる下落の可能性
短期的には、銅価格は6.3745~6.5995ドルのレンジ内でもみ合う可能性が高く、現在の水準に対する一般的な変動幅を示しています。目先の反発が起きる可能性は低く、一目均衡表の基準線にあたる最初の抵抗線を明確に上抜けない限り、さらなる下落の可能性が高いとみられます。6.3745ドルのサポートを割り込めば、追加の下落が続く可能性があります。一方、6.6024ドルを上抜ければ、テクニカルな回復の始まりを示す可能性がありますが、現状ではそのシナリオの実現性は低いようです。
先日、リオ・ティントがモンゴルのオユ・トルゴイ銅鉱山で地下採掘を再開したと報じられました。安全上の懸念を受け、一時停止していた活動が再開されたものです。今回の記事では、米国の銅在庫の増加と最近の規制変更が市場にとって重要な圧力要因となっている点を取り上げており、短期的な下落リスクを注視するトレーダーにとって、6.3745ドルのサポートが重要な水準となっています。
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