暗号資産企業Galaxy Digitalは2026年第3四半期、前四半期の8,500万ドルの赤字から転じ、3億2,300万ドルの純利益を計上した。デジタル資産の取引高増加、融資事業の拡大、人工知能(AI)データセンター事業の成長が業績改善を後押しした。
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決算報告書 によると、調整後売上総利益は前四半期の4,300万ドルから5億6,900万ドルに増加した。調整後EBITDAは4億5,500万ドルとなり、前四半期のマイナス7,700万ドルから改善した。
ただし、純利益は2025年同期に記録した5億500万ドルを下回った。Galaxyは新たに2億ドルの自社株買いプログラムも発表した。
暗号資産の取引・融資事業が成長
より広範な現物市場で取引が減少するなか、Galaxy のプラットフォームにおけるデジタル資産の取引高は前四半期比で12%増加した。
平均融資残高は27%増の18億ドルとなった。7月に開始したGalaxy Onchain Financing Rateプロダクトへの需要も増加した。同プロダクトでは、Aave やMorphoなどのDeFiプロトコルの融資金利を利用している。
暗号資産部門の調整後売上総利益は7,100万ドルとなり、前四半期の6,600万ドルから増加した。一方、EBITDAは900万ドルの赤字だった。経営陣は一時的な会計調整が要因と説明したが、その金額は明らかにしなかった。
Treasury & Corporate部門も大きく貢献し、調整後売上総利益は4億1,900万ドルに達した。デジタル資産や非公開投資の再評価益が成長をけん引した。投資先には、AIチップ開発企業Etchedや、Solana の財務準備金を構築するForward Industriesが含まれる。
9月末時点で、運用資産およびステーキング資産は104億ドルに達し、四半期中に46%増加した。
データセンター事業がGalaxyの収益を押し上げ
データセンター事業の調整後売上総利益は、2,000万ドルから7,900万ドルへと約4倍に増加した。同部門のEBITDAは6,900万ドルだった。
この業績には、テキサス州のHelios Iで設備容量を貸し出したことによる、初の四半期全期間分の収益が含まれている。6月末までにGalaxyは、CoreWeaveとの契約の第1段階に基づくコンピューティング容量133 MWの提供を完了した。
GalaxyはHelios Iの第2段階の開発を続けており、容量の提供は2027年第2四半期に始まる予定だ。同社のエネルギー関連プロジェクトの総パイプラインは5.7 GWを超える。
Galaxyの創業者Mike Novogratzは、容量リースによる年間売上高が2027年末までに8億〜8億5,000万ドルに達すると見込んでいる。
業績改善を受け、CitiのアナリストはGalaxy Digital株の投資判断 を引き上げた。同行は、暗号資産市場の回復、米国の規制環境の改善、トークン化インフラの成長機会を理由に挙げた。
Citiは、GalaxyのAIデータセンター事業の拡大も新たな成長要因として指摘した。アナリストは、暗号資産サービスとコンピューティングインフラの組み合わせが、同社に新たな収益源をもたらす可能性があるとみている。
先に報じたように、Galaxy Digitalは次の市場上昇を見据え、投資家にビットコインの買い増しを推奨 した。同社は、主要な暗号資産であるビットコインを投資ポジション構築に有望な資産と位置づけた。
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