JR西日本、りそなHDと資本業務提携 関西みらい銀を持ち分法適用会社化へ

JR西日本、りそなHDと資本業務提携 関西みらい銀を持ち分法適用会社化へ
JR西日本×りそな提携

関西の交通インフラを担うJR西日本が、金融分野への展開を本格化させる。りそなホールディングスとの提携では関西みらい銀行株20%を900億円で取得し、2028年度にかけて新たなデジタル金融サービスと共同出資会社の設立を進める。

ハイライト

  • JR西日本は5月1日、りそなHDと資本業務提携し、関西みらい銀行を持ち分法適用会社にすることで合意した。
  • JR西日本は関西みらい銀行の株式20%(出資額900億円)を取得し、2027年度にWESTERミライバンク(仮称)の開始を目指す。
  • 2028年度にも両社が共同出資する金融サービス会社設立を予定し、関西で鉄道と金融の連携による新サービス展開を計画。

提携の枠組みとサービス展開計画

日本経済新聞の報道によると、JR西日本は5月1日、りそなホールディングスと資本業務提携したと発表した。提携には、りそなHD傘下の関西みらい銀行を持ち分法適用会社にすることに加え、金融サービスを手掛ける共同出資会社の設立が含まれる。JR西の倉坂昇治社長とりそなHDの南昌宏社長は同日午後2時半から大阪市内で記者会見し、提携の狙いなどを説明する。会見には関西みらい銀の原藤省吾社長も出席する。

JR西日本は関西みらい銀行の株式20%を取得し、2026年度中に持ち分法適用会社にする計画だ。出資額は900億円で、2027年度をめどにJR西ブランドのデジタル金融サービス「WESTERミライバンク(仮称)」を始める。サービスには、金融機関が外部企業に銀行機能を提供するBaaSの仕組みを活用し、りそなグループのインフラを使ってJR西日本が銀行代理業を担う。金融庁に認可を申請する予定だ。

関西の生活基盤と金融の融合

両社は2028年度にも、WESTERミライバンクを核とした金融サービスを手掛ける共同出資会社を設立する方針だ。鉄道や決済、会員基盤を持つJR西日本と、銀行機能を持つりそなグループが連携することで、生活インフラと金融を組み合わせたサービス展開が関西で進む可能性がある。

今回の提携は、鉄道会社が顧客接点やデジタル基盤を生かして金融事業を広げる動きの一環となる。JR西日本にとっては沿線や会員サービスの付加価値向上につながる見通しで、りそなHDにとっても地域顧客との接点拡大や非金融サービスとの連携強化が期待される。

当社の以前の記事では、日本航空(JAL)がライフネット生命保険との資本業務提携を発表し、発行済み株式の18%超を約300億円で取得する計画を整理しました。マイルを組み込んだ保険商品の開発や、約4100万人の会員基盤を通じた販売強化を軸に、非航空事業の収益源多様化とリスク耐性の向上を狙う点がポイントです。

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