日産、欧州で人員削減を実施し販売体制を見直しへ
日産自動車は欧州事業の収益性改善に向け、域内従業員の約1割に当たる900人を削減する計画だ。あわせて一部市場で販売運営を見直し、物流や生産体制の効率化も進める。
ハイライト
- 日産は欧州で販売業務の一部見直しと固定費圧縮を進め、スペイン・バルセロナ倉庫の部分閉鎖も検討中。
- 欧州地域の従業員約10%に相当する900人を削減し、販売・物流体制を引き締めて事業効率を強化する方針。
- 2025年5月発表の全社再編計画の一環として、英サンダーランド工場の生産ライン統合など追加策を来年3月までに実施予定。
欧州事業の再編計画
Japan Today Businessによると、日産は欧州で一部の販売業務を見直し、地域事業の固定費圧縮を進める方針だ。会社関係者によると、スペインのバルセロナにある倉庫を一部閉鎖する方向で検討し、欧州の一部市場では自社配送から現地輸入業者を通じた販売へ切り替える。
今回の措置には、欧州地域の従業員約10%に相当する900人の削減が含まれる。日産は地域ごとの販売と物流の体制を見直し、より引き締まった事業運営を目指す。
生産効率と全社再建への波及
来年3月までの事業年度に予定する追加策として、英国サンダーランド工場では2つの生産ラインを統合する。日産はこれにより、より無駄の少ない収益性重視の操業体制を構築しようとしている。今回の欧州施策は、2025年5月に公表した世界的な事業再編の一環となる。同社は当時、日本と海外で7工場を閉鎖し、2万人を削減する計画を打ち出しており、欧州での人員削減と販売体制の見直しはその流れを具体化する動きとなる。
当社の以前の記事では、日産が欧州事業の再編として、域内従業員約1割にあたる900人規模の削減や、英国サンダーランド工場の生産ライン統合を検討している点を取り上げました。あわせて、スペイン・バルセロナの倉庫機能の見直しや北欧市場の構造改革など、販売・物流を含む体制の再設計が進む可能性も示しています。
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