食品の値上げが続くなか、タカノフーズは「おかめ納豆」を含む納豆や豆腐、厚揚げの出荷価格を引き上げる。6月1日以降にスーパーなどの店頭に届く全商品約120品目が対象で、中東情勢の影響によるナフサ高騰が主因となる。
ハイライト
- タカノフーズは6月1日以降納豆や豆腐など約120品目の出荷価格を15%引き上げると発表した。
- 中東情勢の緊迫化によるナフサ価格上昇で包装資材コストが増加し、これが今回の価格改定の主因となっている。
- ミツカンも6月1日から納豆製品を値上げし、主要メーカー各社が価格見直しを進め納豆市場全体で店頭価格上昇が懸念されている。
6月から全商品約120品目を改定
日本経済新聞によると、タカノフーズは5月15日、納豆や豆腐、厚揚げの出荷価格を15%引き上げると発表した。対象は6月1日以降に店頭へ到着する商品で、「おかめ納豆」を含む全商品約120品目に及ぶ。
今回の価格改定は、トレーやフィルムの原料となるナフサ価格の上昇に対応する措置となる。中東情勢の緊迫化を背景に包装資材のコスト負担が増しており、同社は価格転嫁を進める。
包装資材高が納豆市場に波及
タカノフーズは2025年10月にも、大豆価格や人件費の上昇を受けて納豆と豆腐類を値上げしている。原材料費や労務費に加え、今回は包装関連コストの上昇が再び価格改定を促す形となる。競合のミツカンも、ナフサ価格の高騰を受けて6月1日から納豆製品を値上げすると発表している。納豆市場では主要メーカーが相次いで価格を見直しており、店頭価格への影響が広がる可能性がある。
当社の以前の記事では、中東情勢の緊迫化でナフサ不足が意識される中、食品包装に使うインク用溶剤の供給は必要量を満たしているとの政府見解と、企業が予防的に包装デザイン変更を進める動きを取り上げました。一方で現場では、包材の調達不安を見越した対応が広がっており、供給網の先行き不透明感が強まっている点も整理しています。
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