日本政府、食品の消費税引き下げを2027年4月開始で検討
物価高への家計支援策として、日本政府は食品の消費税率を2027年4月1日から引き下げる方向で検討している。税率はゼロではなく1%とする案が有力で、制度変更に伴う小売業者の対応期間を確保するため、関連法案は今秋までの成立が視野に入っている。
ハイライト
- 日本政府は2027年4月1日から食品の消費税率を現行8%から1%に引き下げる案を検討している。
- この減税措置は2年間限定で、2029年3月末まで実施される可能性があり、法整備は今秋までに完了予定。
- 税率引き下げによる年約6,000億円分を補助金で還元し実質ゼロ%に近づける案も浮上する一方、小売業者の負担増が懸念されている。
制度設計と実施時期の検討
Japan Today Businessが伝えたところによると、日本政府は食品の消費税率を2027年4月1日から引き下げる案を検討しており、ゼロ%ではなく1%とする方向が有力になっている。最終判断は早ければ6月下旬にも行われる見通しで、高市早苗首相の政権は制度変更に必要な法整備を今秋までに終える日程を見据えている。
こうした日程は、小売業者がレジシステムを更新するために約6カ月を要すると見込まれるためだ。高市首相は、この減税措置を2年間に限定する考えを示しており、実施されれば2029年3月末まで続く可能性がある。
家計支援策と小売業への負担
高市首相は2月の衆議院選挙期間中、インフレ対応として2027年3月末までに飲食料品の8%の消費税を凍結する意向を表明していた。2027年4月から1%へ引き下げる案は、この公約をおおむね満たす措置と受け止められる。一方で、政府内では1%分に相当する年約6,000億円を補助金などで還元し、実質的に税率をゼロに近づける案も浮上している。ただ、税率そのものを変更する場合、小売業者はレジ改修に加えて店頭の値札交換も必要となり、現場の負担は重くなる見通しだ。
当社の以前の記事では、物価高で年金の伸びが追いつかないなか、生活費を補うために65歳以上の求職申込が増え、4月に過去最多を更新した状況をまとめました。あわせて、人手不足を背景に企業側でも高齢者の採用が進み、在職老齢年金制度の上限引き上げなど「働き控え」を抑える制度見直しが進んでいる点も整理しています。
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