日本の食品値上げ、6月に1,000品目超へ拡大

日本の食品値上げ、6月に1,000品目超へ拡大
食品値上げ6月拡大

日本では6月に食品と飲料の値上げが1,078品目に達し、5月の84品目から大幅に増える見通しだ。中東情勢を背景にしたコスト上昇が家計向け価格に波及しており、通年の値上げ品目数は1万を超える可能性がある。

ハイライト

  • 6月の食品・飲料値上げは1,078品目となり、企業は中東危機に伴うコスト高を価格に転嫁する動きを強める。
  • 5月末時点で値上げ品目の22.7%がイラン戦争の影響を受け、ナフサ供給逼迫により食品包装用プラスチック等のコストが上昇している。
  • 10月までの累計で9,361品目が値上げ対象となり、2024年通年で1万品目超となれば5年連続の史上最多記録となる可能性が高い。

6月の値上げ規模と背景

帝国データバンクのまとめによると、6月に値上げされる食品・飲料は1,078品目となる見通しで、5月から急増する。背景には、中東危機に伴うコスト高を企業が販売価格に転嫁する動きがある。

同社は、2026年通年の値上げ対象が1万品目を超えると見込んでいる。研究所の担当者は、夏以降も幅広い値上げの波が続くとの見方を示している。

5月末時点では、値上げ対象品目の22.7%が、2月のU.S.・イスラエルによる攻撃をきっかけに始まったイラン戦争の影響を受けている。これによりナフサの供給が逼迫し、食品包装用プラスチックなど幅広い製品の製造に使う化学原料のコストが押し上げられている。

品目別の内訳と年間への影響

品目別では、香辛料を含む調味料が450品目で最も多く、即席麺などの加工食品が304品目で続く。値上げの広がりは、日常消費に近い分野で目立っている。

10月までに値上げが予定されている品目を含めた年間累計は、すでに9,361品目に達している。今年の合計が1万品目を超えれば、帝国データバンクが記録を取り始めた2022年以降で5年連続となる。

当サイトの以前の記事では、イランを巡る戦闘の影響でホルムズ海峡が事実上閉鎖され、日本の4月の石油系ナフサ輸入が前年同月比で大幅に減少した状況を整理しました。中東依存が低下する一方で、U.S.など代替調達への転換が進み、プラスチックや食品包装材を含む幅広い産業にコスト面の波及が出ている点も伝えています。

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