ニデック、26年3月期の有価証券報告書提出期限の延長を申請

ニデック、26年3月期の有価証券報告書提出期限の延長を申請
ニデック報告書延長申請

ニデックは2026年3月期の有価証券報告書について、法定期限の6月30日を前に提出期限を9月30日まで延ばす申請を関東財務局に出した。会計不正、品質問題、貿易取引上の問題が業績に与える影響の精査に時間を要しており、決算関連作業の長期化が続いている。

ハイライト

  • ニデックは2026年3月期有価証券報告書の提出期限延長を関東財務局に申請し、調査継続中のため開示時期は未定。
  • 2025年4~6月累計で会計不正の純利益へのマイナス影響額は1607億円に達し、追加の減損損失も精査中。
  • 品質不適切行為疑いは1000件超に拡大し、原産国申請誤りによる関税未払いなど業績への追加影響も判明。

延長申請の内容と調査の進捗

日本経済新聞によると、同社は6月29日、2026年3月期の有価証券報告書の提出期限延長申請書を関東財務局に提出したと発表した。申請が承認された場合は、速やかに開示する方針を示している。

今回の延長申請の背景には、会計不正や品質に関する不適切行為、貿易取引上の問題が業績へ及ぼす影響の見極めがある。調査と精査がなお継続しており、法定期限内での提出が難しい状況となっている。

不正・品質・通商問題の業績影響

同社は2025年9月に会計不正問題を公表している。会計不正による純利益へのマイナス影響額は、2025年4〜6月期までの累計で1607億円に上っており、過年度決算への影響に加え、のれんや固定資産の減損損失の追加計上も精査している。

2026年5月には、品質に関する不適切行為の疑いが1000件を超えて見つかったと発表した。調査委員会は8月末の完了を目指して調査を進めているほか、製品の原産国申請の誤りによる関税未払いの問題も判明しており、他の貿易取引の調査結果次第では追加関税の支払いを通じて業績に影響する可能性がある。

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