日経マネーの個人投資家調査で「勝ち組投資家が参考にしている人」の首位となった個人投資家テスタさんは、Xを中心に幅広い投資家層へ発信している。約113.5万人のフォロワーを抱えるなか、個別銘柄への言及は抑え、投資を身近に感じてもらうため誰にでも分かる言葉を選んでいる。
ハイライト
- テスタはSNS(特にX)で相場影響や株価操縦を防ぐために個別銘柄や売買感触の投稿を慎重に避けている。
- 2024年12月IPO後にキオクシアホールディングス株が約40倍急騰する一方、テスタはSNSで煽動的発信を控える姿勢を維持している。
- 多様な投資手法(短期売買から高配当株・U.S.株・インデックス投資まで)と平易な言葉遣いでフォロワー層や投資家裾野を拡大している。
情報発信の方針とSNSでの慎重姿勢
日本経済新聞によると、日経マネーの取材によると、テスタさんはリアルタイムで情報が広がるXでは、相場に影響を与えかねない発言を避ける姿勢を徹底している。本人は個別銘柄の話や専門家のような経済分析を前面に出していないとしながらも、多くの個人投資家から支持を集めている。例えば、2024年12月のIPO後に株価が約40倍へ急上昇したキオクシアホールディングスのように短期資金が集まる銘柄でも、売買の感触をそのまま投稿することは控えている。SNSでは株価操縦や買いあおりにつながる使われ方も出ているため、意図せず巻き込まれないよう細心の注意を払っている。
一方で、YouTubeの動画やイベント講演では、売買経験や相場観をもう少し詳しく語ることがある。動画は編集を経て公開され、講演も一度に届く人数が限られるため、瞬時に不特定多数へ拡散しにくい媒体の特性が、説明の自由度を高めているという。
多様な投資手法が生む共感と裾野拡大
発信内容は日々の食事や訪問先、会った人など日常の話題が中心で、投資の話も相場に影響しない範囲にとどめている。それでもフォロワー数が増え続けている背景には、資産を持つ個人投資家を特別視せず、失敗も含めた等身大の姿を見せることで安心感を与えている点がある。テスタさんはこれまで、秒単位のスキャルピング、1日単位のデイトレード、数日単位のスイングトレードに加え、資産拡大後は日本の高配当株、U.S.株、インデックス投信の中長期保有にも取り組んでいる。幅広い投資手法を経験してきたことが、多様な投資家との接点を生み、発信の受け皿を広げている。
自身の発信では、専門的な内容でもなるべく平易な言葉を選ぶ方針を取る。投資を身近なものとして伝える姿勢は、個人投資家層の裾野拡大や金融リテラシー向上にもつながる可能性がある。
当サイトの以前の記事では、2026年の個人投資家調査をもとに、投資家が参考にする発信者の順位が大きく入れ替わり、テスタ氏が初めて首位に立った点を取り上げました。あわせて、資産管理アプリなど定番サービスの強さが続く一方で、証券会社による動画コンテンツが新たな情報源として存在感を高めていることも整理しています。
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