日本の工作機械受注、6月は過去最高を更新
日本の工作機械需要は海外と国内の両面で拡大し、6月の受注額は単月で初めて2000億円を超えている。半導体、データセンター、自動車、航空宇宙など幅広い分野が押し上げ、受注の増加は12カ月連続となっている。
ハイライト
- 6月の日本工作機械受注額は前年同月比53%増の2035億円で単月過去最高を記録、初めて2000億円を超えた。
- 海外受注は56%増の1454億円、国内受注も46%増の580億円で、ツガミや牧野フライス製作所が中国・インドなどで需要を拡大した。
- 半導体やデータセンター、航空宇宙、防衛分野など多様な業界向けの受注が市場を下支えし、7月も高水準が見込まれる。
6月受注の内訳と需要分野
日本経済新聞によると、日本工作機械工業会が9日に発表した6月の工作機械受注額の速報値は、前年同月比53%増の2035億円となっている。3月の1934億円を上回って単月の過去最高を更新し、同工業会の担当者によれば、月間受注が2000億円を超えるのは初めてとしている。海外受注は56%増の1454億円で、全体の伸びを引き続きけん引している。国内受注も46%増の580億円と拡大している。
海外では、ツガミが中国で四輪車向けやデータセンター関連の需要を取り込み、インドでも四輪車と二輪車向けの受注を得ている。牧野フライス製作所は中国で自動車関連部品やスマートフォンなど電気電子向けが堅調で、欧米では航空機向けの受注が出ている。
半導体やデータセンターが市場を下支え
国内では、オークマが半導体製造装置部品向けで好調となっている。データセンター向けの発電機や冷却装置のほか、航空宇宙や造船など幅広い分野でも受注が入っている。芝浦機械では、原子力発電向けの大型機や光通信レンズ向けの超精密加工機が増えている。大手工作機械メーカーの幹部は、7月の受注も5月や6月と同程度の高水準が見込めるとしており、米国ではロケットなど宇宙関連やデータセンター、欧州では防衛やエネルギー関連の需要が続いている。
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