日銀データ、国内金融機関の貸出・預金残高が5月も増加
日本の金融機関では2026年5月、貸出金と預金の平均残高がそろって前年同月を上回っている。貸出の伸びは大手行で目立ち、預金は都市銀行を中心に増勢が続いている。
ハイライト
- 2026年5月、国内金融機関の貸出金残高が前年同月比5.7%増の670兆8,310億円と大幅増加。
- 都市銀行の貸出伸び率は8.7%増となり、4月の7.9%増から加速し、業態間で成長の格差が拡大。
- 預金総残高は2.1%増の1,082兆5,910億円だが、都市銀行は3.0%増、地方銀行IIは0.1%減と分かれた。
5月速報値の内訳と伸び率
日本銀行の速報によると、2026年5月の貸出金は、主要行、地方銀行、信用金庫の合計で前年同月比5.7%増の670兆8,310億円となっている。主要行と地方銀行の合計は6.3%増の591兆3,685億円で、このうち都銀等は8.7%増の275兆3,401億円、地方銀行合計は4.3%増の316兆284億円となっている。信用金庫は1.7%増の79兆4,625億円だった。預金とCDは、都市銀行、地方銀行、信用金庫の合計で前年同月比2.1%増の1,082兆5,910億円となっている。都市銀行と地方銀行の合計は2.4%増の920兆405億円で、都市銀行は3.0%増の498兆7,254億円、地方銀行合計は1.7%増の421兆3,151億円だった。信用金庫は0.3%増の162兆5,505億円となっている。
業態別の動きと金融部門への示唆
貸出では都銀等の伸びが最も大きく、4月の7.9%増から5月は8.7%増へ加速している。一方、地方銀行IIは2.4%増にとどまり、業態間で伸び率に差が出ている。預金では都市銀行の増加率が3.0%と高い一方、地方銀行IIは前年同月比0.1%減となっている。5月時点の速報値は、国内の資金需要が引き続き貸出残高を押し上げる一方、預金の積み上がりは銀行の業態ごとに強弱が分かれていることを示している。
当サイトの以前の記事では、2026年度補正予算案が中東情勢への対応を念頭に編成され、予備費の創設やガソリン補助の継続を含む枠組みが議論されている点を整理しました。あわせて、高市首相が為替誘導を目的とした政策を否定しつつ、供給力強化と成長投資を通じた潜在成長率の引き上げが円の信認維持につながるとの考えを示したことも伝えています。
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