ホンダ、中国生産EVの国内投入で車種拡充、インサイトを17日発売

ホンダ、中国生産EVの国内投入で車種拡充、インサイトを17日発売
ホンダ中国EV国内投入

日本経済新聞によると、ホンダは中国で生産した電気自動車「インサイト」を17日に国内発売すると16日に発表した。満充電での航続距離は535キロメートルで同社のEVとして最長となり、EV補助金適用後の実質購入価格は420万円になる。

ハイライト

  • ホンダは中国生産の「e:NS2」をベースにした新型インサイトEVを日本で550万円・3000台限定で発売、6月17日販売開始。
  • 日本の自動車メーカーが中国製EVを国内販売するのは初めてで、ホンダは今後も海外生産車の国内投入を検討すると表明。
  • ホンダは2026年3月期に最大6900億円の赤字予想、3月に一部EV開発中止を発表し、商品構成を見直す経営戦略を5月に公表予定。

中国生産モデルの仕様と販売条件

ホンダは中国生産車を日本に逆輸入することで、軽自動車以外のEVの品ぞろえを増やす。価格は550万円で、販売台数は3000台の限定とする。商品企画を担当する小田建氏は、想定する顧客規模やホンダの市場シェアを踏まえて販売台数を設定したと説明する。日本の自動車メーカーが中国で生産したEVを輸入して国内販売するのは初めてとなる。

新型インサイトは、中国大手の東風汽車集団との合弁会社である東風ホンダが2024年に発売した「e:NS2」をベースにする。日本向けには右ハンドル化し、充電方式も国内仕様に合わせるなど調整を加えている。

EV戦略見直しのなかで国内投入拡大

開発責任者の小池久仁博氏は、品質をグローバル基準で管理しているとしたうえで、今後も海外生産車の国内市場への投入を検討する考えを示す。今回の投入は、収益環境が厳しさを増すなかで商品構成を見直す動きの一環となる。インサイトの車名は1999年に同社初のハイブリッド車として登場し、3代目モデルの生産は2022年に終了していた。今回は約4年ぶりにEVとして名称を復活させる。

ホンダは3月、旗艦セダンなど3車種のEVの開発・販売中止を発表している。2026年3月期の連結最終損益は最大6900億円の赤字になる見通しで、5月に新たな経営戦略を公表する予定だ。

日産自動車が示した長期ビジョンでは、新型HVとEVを成長回帰の柱に据え、低収益車種の整理と次世代車の投入を同時に進める方針を当社で解説しました。eパワー搭載SUV「エクストレイル」や「ジューク」EVの投入計画に加え、モデル数の集約や市場別の販売目標設定を通じて、販売回復と1台当たりの採算改善を狙う内容でした。

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