野村煎豆加工店、ナフサ不足で「ミレービスケット」一部商品の生産停止
中東情勢の悪化に伴うナフサ不足が、高知県の定番菓子「ミレービスケット」の供給に影響している。包材の入荷遅延や停止が続いており、大容量品に続いて6月から別の商品にも生産停止の対象が広がる。
ハイライト
- 野村煎豆加工店は包材調達の遅延により、「ミレー超ビッグパック」を4月23日から生産停止し、6月1日から「4連ミレービスケット」も停止する。
- 中東情勢の悪化によるナフサ不足が包装資材供給網に影響し、地域ブランド商品の供給リスクが顕在化している。
- 政府はナフサ供給に支障はないとするが、現場では主力商品への波及懸念と調達環境の不透明感が強まっている。
包材調達の停滞と停止対象
共同通信によると、製造・販売を手がける野村煎豆加工店は、包材の入荷が遅れたり止まったりしているため、一部商品の生産を止めている。高知市に本社を置く同社では、4月23日から大容量サイズの「ミレー超ビッグパック」の生産を停止している。さらに、6月1日からは「4連ミレービスケット」も生産停止の対象となる。中東情勢の悪化によるナフサ不足が、食品そのものではなく包装資材の供給網を通じて、地域の定番商品に波及している形だ。
主力商品への波及懸念
政府はナフサ供給に支障はないとしているが、現場では先行きへの警戒感が強まっている。同社担当者は、政府の説明と現場の危機感には隔たりがあるとし、状況が好転しなければ主力商品にも影響する可能性を懸念していると話している。戦争が終結しても問題がすぐに解決するわけではないとの見方も示しており、調達環境の不透明感は続いている。食品製造業ではナフサ由来の包装材への依存度が高く、今回の生産停止は地域ブランド商品でも供給リスクが顕在化していることを映している。
当社の以前の記事では、日銀の金融政策決定会合で、中東情勢の先行きが不透明でも原油高を通じた物価上振れリスクを警戒し、次回以降の会合で利上げを判断し得るとの見方が示された点を伝えました。政策金利は据え置かれた一方で、委員の一部は追加利上げを主張しており、エネルギー価格の上昇がインフレ再加速につながる可能性を重くみる議論が続いています。
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