国内金利の上昇を受け、生保各社が貯蓄性商品の条件見直しを進めるなか、明治安田生命保険は7月申し込み分から平準払いの積立保険の予定利率を引き上げる。現行の1.4%から1.6%に上げることで、契約者の実質的な保険料負担が減り、満期保険金も増える。
ハイライト
- 明治安田生命は7月申込分から平準払い積立保険の予定利率を現行の1.4%から1.6%に引き上げる。
- 対象商品の払込期間は5年・保険期間10年で、満期時保険金は払込総額の110%となり従来比1.7ポイント増加する。
- 今年2度目の利率引き上げは国内金利上昇を反映し、投資信託より低リスクで銀行預金より高利回りの商品競争を促進する。
7月申込分から利率条件を見直し
日本経済新聞によると、明治安田生命保険は保険料を毎月納める平準払いの積立保険について、7月申し込み分から予定利率を1.6%に引き上げる。市中金利の上昇を踏まえた対応で、現行の1.4%から0.2ポイント引き上げる。
対象商品の払込期間は5年、保険期間は10年となる。契約から10年後の満期時に受け取れる保険金は、払い込んだ保険料総額の110%となり、従来より1.7ポイント上がる。毎月の保険料が2万円の場合、保険料総額120万円に対し、満期保険金は132万円となり、受取額は2万円増える。
金利上昇を映す商品競争
今回の利率引き上げは、2026年4月に続く今年2度目の見直しとなる。日銀の利上げなどを背景に国内金利が急ピッチで上昇していることが、生保商品の条件改善にも波及している。積立保険は、投資信託などと比べて元本割れのリスクが小さく、銀行預金より高い利回りを訴求しやすい商品だ。明治安田生命は利率引き上げを通じて、資産形成ニーズの取り込みを狙う。
当サイトの以前の記事では、日本企業で経営者報酬をTSRやROEなど中長期の業績指標に連動させる「中長期インセンティブ」の比率が上昇している点を整理しました。2025年は大企業の中央値で3割強となり、研究開発や成長投資を後押しする報酬設計への転換が進んでいること、企業価値の持続的な向上に向けたガバナンス強化の流れが示されています。
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