自民・維新、衆院定数削減法案の今国会成立を見送り

自民・維新、衆院定数削減法案の今国会成立を見送り
定数削減法案 見送りへ

会期末が17日に迫るなか、自民党と日本維新の会は国会運営の優先順位を見直し、衆院議員の定数削減法案の今国会成立を見送る方針で一致した。与党側は副首都構想の関連法案と皇室典範改正案の審議を優先し、未成立法案が残る国会終盤の対応を急ぐ。

ハイライト

  • 自民党と日本維新の会は7日、衆院定数削減法案の今国会成立見送りと秋の臨時国会継続審議を確認。
  • 政府・与党は副首都構想関連法案と皇室典範改正案審議を優先し、今国会会期末(17日)までに成立を目指す。
  • 維新党内で存在した会期延長論は後退し、政権は提出法案の約4分の1が未成立の状況で終盤対応を急ぐ。

法案審議の優先順位を変更

日本経済新聞によると、高市早苗首相と日本維新の会の吉村洋文代表は7日に国会内で会談し、衆院議員の定数削減法案について今国会での成立を見送る方針を確認した。協議では、副首都構想の関連法案や皇室典範改正案の審議を優先する方向となる。

吉村氏は会談後、定数削減について「やりきるべきだという考えはいまも変わらない」と記者団に述べた。一方で、「国会対策委員長間で協議を進めていく」と説明するにとどめ、法案成立の具体的な時期には触れていない。定数削減法案は、秋の臨時国会で継続審議となる公算が大きい。

維新は定数削減を「改革のセンターピン」と位置づけ、今国会での成立を目指してきた。ただ、今回の党首会談では会期延長は議題に上がらず、維新内にあった延長論はひとまず後退する形となる。

副首都法案と皇室典範審議を優先

政府・与党は今後、副首都法案に重点を移す。大規模災害時にも政治や行政を継続できる予備機能を副首都に持たせる構想で、維新内には統一地方選への追い風になると期待する声もある。この法案は自民党との連立合意書にも盛り込まれている。

あわせて皇室典範改正案の審議も進める。野党は定数削減法案に反発しており、衆院での法案審議が止まっているため、定数削減を先送りして皇室典範を議論するための「静謐な環境」を整える狙いがある。

首相は6日、自民党幹部に対し、会期内に政府提出法案の成立を目指す考えを伝えている。会期末が17日に迫るなか、今国会に提出した法案のうち約4分の1がなお未成立で、政権は終盤の法案処理を急いでいる。

当サイトの以前の記事では、自民党と日本維新の会が社会保障改革の一環として、70歳以上の医療費窓口負担の見直しを年内の主要論点として協議している状況を整理しました。外来特例や所得基準、年齢区分の引き上げなどを検討しつつ、2026年末までに工程表を作成して現役世代の保険料負担の抑制につなげる方針が示されていました。

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